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2014年7月

2014年7月28日 (月)

石上神宮

梅雨が明けて本格的な暑さがやってまいりましたが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか。

8月3日(日)はオープンキャンパスです。

模擬授業は、江戸時代のパロディ小説『仁勢物語(にせものがたり)』(なんの作品のパロディかわかるでしょうか?)についての話です。

ぜひお越しください!

奈良に調査に行ったついでに、石上神宮に行ってきました。

『日本書紀』にも記述が見える、とても古い神社です。

ここに蔵されている、金象嵌の銘文が施された七支刀(しちしとう)は、日本史の教科書などにも取り上げられており、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

石上神宮は布留(ふる)社ともいいます。

大学生の頃に復曲能「布留」を観たことを思い出しました。

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国宝の拝殿です。

また境内には、いろいろな種類の鶏がたくさん放し飼いにされています。

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神鶏も暑そうです。

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うら手には美しい水田が広がっていました。

鶴見大学文学部日本文学科

2014年7月18日 (金)

オープンキャンパスのお知らせ

7月20日(日)はオープンキャンパスです。

模擬授業は片山倫太郎先生による「芥川龍之介『羅生門』冒頭の技巧」です。

高校の国語の授業とはひと味違った『羅生門』のお話をぜひ聞きにいらしてください!

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研究室で紅花をいただきました。

和歌では末摘花(すえつむはな)といいます。

『源氏物語』には末摘花と呼ばれる鼻の紅い姫君が登場しますが、この姫君が鼻が紅いことを紅花と掛けているわけです。

花はアザミに似て、黄色がかった赤色をしており、染料や口紅の材料になります。

  まゆはきを俤(おもかげ)にして紅粉(べに)の花

芭蕉がおくのほそ道の旅中、山形で詠んだ句で、「眉はき」はお化粧に使う小さな刷毛のことです。

とてもやさしい姿をしています。

鶴見大学文学部日本文学科

2014年7月 1日 (火)

鶴見日本文学会春季大会のお知らせ

諸般の事情により遅れておりますが、鶴見日本文学会春季大会を以下のとおり開催します。

日時 平成26年7月12日(土)14時30分~17時

場所 鶴見大学 5号館301教室

発表 屏風歌の勅撰集への影響―歌材の点から―

    松本 亜由美(本学博士後期課程)

講演 源季貞論続貂   

    平藤 幸(本学非常勤講師)

入場無料/予約不要です。

在学生はもちろん、一般の方・高校生のみなさんも、どうぞお越しください。

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半夏生(はんげしょう)というのをご存知でしょうか。

七十二候の「半夏生(はんげしょうず)」から作られた暦日で、夏至から11日目頃にあたります。

今年の半夏生は明日、7月2日です。

ところで、この半夏生という名前の植物があります。別名、片白草(かたしろぐさ)。

名前の由来は、半夏生の頃に葉が白くなるからとも、葉の半面が白くなって半分化粧をしたように見えるからとも言われています。

ドクダミ科の植物で、花や葉がドクダミによく似ています。

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この写真は、去年植物園で撮影したものですが、注意して見ていると、都会でもたまに鉢植えにされていることがあります。

水辺に群生するさまは風情がありましたが、江戸時代の歳時記には「見るにたらざるならし」と記すものもあります。

鶴見大学文学部日本文学科