オープンキャンパスのお知らせ
6月22日(日)はオープンキャンパスです。
模擬授業は三宅知宏先生による「”ことば”の分析」です。
受験生のみなさま、ぜひいらしてください!
梅雨の晴れ間が続いています。
少し前ですが、梔子(くちなし)が満開でした。
梔子は甘い香りが特徴的で、夜の暗闇の中でもそれとわかるほどです。
『源氏物語』を原作にした『あさきゆめみし』という漫画では、六条御息所の生霊が夕顔を取り殺すシーンで、梔子の香りが非常に印象的に用いられています。
(ただし、こうした描写は原作にはありません。)
今はしぼんで黄色く変色してしまっているものが多くなりました。
秋には赤い実を結び、「山吹の花色衣主や誰問へど答へずくちなしにして」と詠まれるように、実は染料になります。
もう一つ、今咲いていたのが未央柳(びようやなぎ)。
金糸桃(きんしとう)とも呼ばれますが、柳とも桃とも関係のないオトギリソウ科の植物です。
「びようの柳」「びようの花」などと、古くから俳句の歳時記類に登場していますが、作例は多くはありません。
金糸のような雄しべが美しいですが、こちらもそろそろ枯れた花が目立つようになりました。
鶴見大学文学部日本文学科