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寒波到来、お元気でしょうか。
一息入れるなら、なんと言っても和菓子にお茶。
(これは、担当者の意見です)
素敵な器があれば、さらに良し。
室町の根来(ねごろ)に小ぶりの大福をのせました。
「コンライ」などと読んではいけません。
もう400年以上経っているはず。後ろは、破り継ぎ料紙の復元です。
ひっくり返して、高台を見ると・・・
「東坊」とは、さてどこのお寺でしょうか。
健康に留意して、よいお年をお迎えください。
みなさんの希望がかなう新春でありますように。
鶴見大学文学部日本文学科
久松潜一博士に始まり、碩学俊才が日本文学科の伝統を築かれました。
志田延義・池田利夫・山下一海・羽鳥徹哉の諸先生も
輝かしい足跡を残していらっしゃいます。
古田東朔先生や岩佐美代子先生、その他多くの方々がご活躍中。
みなさんは、その伝統の最も新しいところにいるわけです。
すばらしい卒業論文を書き上げ、日本文学会賞に挑戦!
この賞は今年で第3回となります。
久松博士の原稿、昭和5年(1930)に書かれました。
36才の筆跡とは思えないほど、老成の趣を湛えています。
寒い毎日、健康に気をつけてもうひとがんばり。
息抜きに、遊びの話です。
古典中の古典、『源氏物語』に取材した、室内遊戯があります。
扇を飛ばして的に当てる「投扇興」。
的と扇の位置関係で、得点が決まります。
とても珍しい『源氏品さだめ』という本から採りました。
ついでに表紙も。
文学にちなむ遊びには、まだいろいろなものがあります。
いずれ折を見てご紹介。