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2011年12月

2011年12月23日 (金)

ちょっと贅沢【高校生・受験生のみなさんへ】

寒い毎日が続きます。

健康管理は十分ですか。学問も体力第一!

それはそれとして、300年ほど前の書物を取り出してみました。

紫式部の曾祖父、藤原兼輔(かねすけ)の歌を集めたものです。

金銀装飾の、豪華な表紙。

見ているだけで、豊かな気分になります。

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読書の贅沢な楽しみ、といえるでしょう。

日本文学科では、このような書物を手に取ってみる授業があります。

では、よいお年をお迎えください。

2011年12月11日 (日)

稀な機会【研究室から】

12月10日(土)、日本文学会秋季大会が催されました。

一般市民の皆様が多くいらっしゃったことは、驚きです。

後藤祥子先生のご講演は、犀利かつ自在。

和泉式部は1000年の後の知音に感謝しているでしょう。

岩佐美代子先生のご挨拶も、単なる挨拶の域を越える卓説のご披露でした。

また、その後の懇親会は楽しいお話の花盛りです。

学生・院生に卒業生、専任教員と他大学の研究者で賑わいました。

会が終われば、冬空に月食。

(古くは「ぐわつしよく」と読んでおります)

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天体撮影の機材がありませんので、持ち合わせの道具を使いました。

不鮮明のところはご勘弁ください。

冴えた月食に出会うことは、稀かもしれません。

後藤・岩佐両先生のお話が一度に聞けたのは、もっと稀な、そして至福の機会です。