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2011年7月

2011年7月29日 (金)

一段落【在学生のみなさんへ】

定期試験が終わり、ほっと一息、これから夏休みです。

(こちらは相変わらずの雑用と、後期授業の準備と、そして研究に追われています)

まとまった調べ物をしたり、長い小説を読んだり、旅行に出かけたり・・・

ともかくこの季節でないとできないことを、しっかりと。

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スイカのようにみえますが、大型のウリ(マクワウリ)でしょうか。

西本願寺本三十六人集の料紙を復元したものです。

スイカが日本にやってくるのは、南北朝の頃とか。

額田王や紫式部や源頼朝は、スイカを知らなかったのです!

季節の味も十分に堪能してください。

2011年7月20日 (水)

【高校生・受験生のみなさんへ】

猛暑の次は台風、なかなか落ち着きません。

講義の合間を縫って、古典籍の調査に出かけました。

江戸時代の門をくぐったところに、目指す文庫があります。

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学問の根底となる書物を、ひとつひとつ調べること。

決して派手ではありません。

しゃれた批評や、高級な理屈もありません。

でも、地道で愚直な仕事が、研究にしっかりとした基礎を与えてくれます。

そんな学風に関心がおありでしたら、是非どうぞ。

7月24日(日)のオープンキャンパスで、お目にかかりましょう。

2011年7月11日 (月)

ご来場ありがたく存じます【研究室から】

7月9日(土)の日本文学会には、猛暑にもかかわらず、多くの皆様が来られました。

また高校の先生がいらっしゃったことに対し、御礼申し上げます。

平藤さんの研究発表は、様々な発展可能性を含んでいて、おもしろいものでした。

特筆すべきは、散木奇歌集奥書をめぐっての白熱の応答です。

大人伊倉氏と俊才久保木氏のやりとりに、石澤・中川両氏が参戦。

閉会予定時刻ぎりぎりまでの応酬は、何某学会よりよほど迫力がありました。

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強い日差しが続きます。

研究室近くの夏木立です。

山田美妙に同名の小説集がありますので、ちょっと眺めてみてください。

2011年7月 3日 (日)

笑いで暑さを【研空室から】

江戸っ子の「一言」は、「なるほど」です。

(「なるほど」から掛詞を抜き出し説明しなさい、などど野暮なことは申しません)

珍書『初なすび一口はなし』の例を、もうひとつ。

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「このおけはもるぜ」

「そこにやあ、きがつかねへ」

他愛もない話ですが、過ごしにくい時期にせめて笑いでも。