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2011年6月

2011年6月29日 (水)

くわばらくわばら【研究室から】

この暑さと湿度と節電とで、かならずしも快適とは言えない毎日。

梅雨明け雷が待ち遠しくなります。

勿論雷は、地震雷火事なんとかと数えられ、昔から恐ろしいものの代表です。

蚊帳をつり、線香を焚き、くわばらくわばらと唱えるのが、ならわしでした。

さて、女性が「かみなりさまはこわいねへ」と震えています。

ここで、気の利いた一言を。

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上の図は『初なすび一口はなし』(とても珍しい本です)から取りました。

江戸の人の「一言」は、次回のお楽しみ。

2011年6月17日 (金)

季節感【高校生・受験生のみなさんへ】

水無月―「みなづき」と読みます。

今は梅雨の月ですが、明治5年までの暦では、1年のうち最も暑い時期でした。

そこで、涼しげな和菓子登場!

名は「水無月」です。

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藍九谷の皿に盛ってみました。

関西、特に京都のありふれたお菓子ですけれど、こちらではあまり見かけません。

なじみのお店で作ってくれたものです。

6月26日(日)は、水無月オープンキャンパス

緑深い鶴見へ、どうぞ。

2011年6月 9日 (木)

日本文学会のご案内【お知らせ】

他の学会と重なり、遅めの「春季大会」開催となりました。

日時 平成23年7月9日(土)午後2時より

場所 鶴見大学記念館第3講堂(3階)

総会・研究発表・講演

 研究発表:平藤 幸(本学非常勤講師)「富士川合戦の水鳥」

    講演:伊倉 史人(本学ドキュメンテーション学科准教授)

        「『散木奇歌集』と『俊頼髄脳』についてー伝本研究を中心にー」

お誘い併せてお越しください。予約不要・入場無料です。

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ホトトギスの季節です。

『文玉百人一首』は、その絵柄が徹底して江戸風にこしらえられています。

さらにおもしろいのは、欄外(匡郭の外側)にホトトギスを描き添えていること。

「なきつるかたをながむれば」、もうそこにホトトギスはいない、と言う趣向です。

この無駄な、でも見事な、遊び心!

2011年6月 6日 (月)

歌舞伎研究で受賞!【研究室から】

佐藤かつら先生が、第6回林屋辰三郎藝能史研究奨励賞を受けられました。

昨年の歌舞伎学会奨励賞に続く、快挙です。

みなさんは、優秀な卒業論文を対象とする鶴見日本文学会賞を目指してください。

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国文学界の至宝岩佐美代子博士お手製の、和紙人形です。

先生もお芝居が大好きでいらっしゃいます。

名優十五代羽左衛門のお話を、幾度も拝聴しました。

いいものをたくさん見、聞き、読むこと。

それは、かけがえのない、あなただけの宝物です。