似せること【研究室から】
秋間近、そろそろ勉学も再開しなければ。
「まなぶ(学ぶ)」は「まねぶ(真似ぶ)」ことから始まります。
模倣してみる・何かに似せることが、学びの第一歩です。
(最初から独創的な仕事が出来れば、それは天才)
さて、こんな例はどうでしょう。扇形の古伊万里、あっさりとした染付です。
上に載せた貝殻、ではなく、実はチョコレート。
その筋では有名な菓子職人さんの作だそうです。
到来物を使いました(自分では買いません)。
ここまで真似ると、食欲がわかない人もおられるでしょう。
和菓子でも、牡丹や藤の花を実物大に作ることがあります。
驚くほど迫真的、しかし観賞用で食べはしません。
東西の差でしょうか。
この貝は、撮影後担当者の胃袋にめでたく収まりました。
鶴見大学文学部日本文学科研究室