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2019年11月15日 (金)

晩秋【研究室から】

紅葉が見頃、柿は食べ頃、さすがに風が冷たくなりました。

稲の刈り取りも、ほとんど終わっているでしょう。

山里に鹿の鳴く音が響く季節でもあります。

(聞かれたこと、ありますか)

11月30日(土)の日本文学会秋季大会では、源氏物語の話題が2本。

そこで、室町末の絵を出してみます。

Photo この源氏香は、現在知られている香の図と小異あり。

(勿論、これも研究の種)

さて絵の上の方、刈り取られた田と鹿が金泥で描かれています。

この図柄が出てくると、夕霧巻か手習巻のどちらかです。

ついでに、明治の源氏絵も1枚。

Photo_2 小野の里のわび住まい、と言うことですが、なんと贅沢な!

建物も、見晴らしも、上々ではありませんか。

では、日本文学会にてお目に掛かりましょう。

鶴見大学文学部日本文学科研究室