晩秋【研究室から】
紅葉が見頃、柿は食べ頃、さすがに風が冷たくなりました。
稲の刈り取りも、ほとんど終わっているでしょう。
山里に鹿の鳴く音が響く季節でもあります。
(聞かれたこと、ありますか)
11月30日(土)の日本文学会秋季大会では、源氏物語の話題が2本。
そこで、室町末の絵を出してみます。
(勿論、これも研究の種)
さて絵の上の方、刈り取られた田と鹿が金泥で描かれています。
この図柄が出てくると、夕霧巻か手習巻のどちらかです。
ついでに、明治の源氏絵も1枚。
建物も、見晴らしも、上々ではありませんか。
では、日本文学会にてお目に掛かりましょう。
鶴見大学文学部日本文学科研究室