十三夜【研究室から】
今日は十三夜。樋口一葉の小説にもあります。
(まさか、読んでいない、とは仰らないでしょうね)
栗名月・後の月とも申しております。
しかし、あいにくの雨模様となりました。
「対雨恋月」と平安時代の文人ならば、詩のひとつも作ったでしょう。
なじみの和菓子屋さんでは、栗名月にちなむ新作を出しました。
月見団子も店頭に出ていましたが、売れ行きは今一つ。
この空模様では、仕方のない話です。
担当者が求めたのは、うさぎの薯蕷饅頭。
この、ひょうきんな顔つき!
一葉に戻って、読んでいらっしゃらない方は、これからどうぞ。
秋の夜は、長いのです。
鶴見大学文学部日本文学科研究室