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2016年1月

2016年1月23日 (土)

鶴見大学日本文学会賞のお知らせ

いよいよ冬学期も大詰め、定期試験やレポートに奮闘中のことと思います。

明日は再びの雪になるのでしょうか、どうぞ暖かくして過ごされますように。

さて、鶴見大学日本文学会では、毎年優秀な卒業論文に「日本文学会賞」を進呈しています。

対象者は七名程度、受賞者には卒業証書授与式の後、賞状と賞品を授与いたします。

(実はなかなか王道にして豪華な賞品〈?〉です、乞うご期待)

つきましては、目下自己推薦のエントリーを受付中です。

我こそは、という方は、教学課、または日本文学科主任の片山先生から申請用紙を受け取り、卒業論文のコピーを添えて、片山先生までご提出ください。

締め切りは平成28年2月8日〈月) です。どうぞ奮ってご応募ください!

ところで、今月16日まで、上野の森美術館で「肉筆浮世絵―美の競艶―」展が開催されていました。

会場入り口では、こちらの方々がお出迎え(とお見送り)。

Dsc_0012

米国はシカゴの日本美術収集家による、肉筆浮世絵コレクションの来日展でした。

浮世絵の中でも、肉筆ばかりを集めた展示は珍しく、筆勢・筆彩の魅力を堪能。

展示図録の中から、お正月にちなんで、鳥文斎栄之の「七福神吉原風俗絵巻」の一部をご紹介します。

三人の福神さまがちょいと遊びにおでましです。どなたがどの駕籠においででしょうか。

Photo

ちなみに千葉市美術館では、折しも「初期浮世絵展―版の力・筆の力―」を開催中。

初期の肉筆・版画ともに、貴重な作品が多数出展されています。

ただでさえ現存点数の少ない作品ばかり、これだけまとめて観られる機会は滅多にありません。

会期は2月28日まで、ご興味のある方はぜひお出かけください。

http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2015/0104/0104.html

鶴見大学文学部日本文学科

2016年1月11日 (月)

春の歌【研究室から】

少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

定期試験間近ですので、しっかり勉強してください。

(本当のところは、試験と関係なく勉強すべし!)

試験問題は、解くよりも作る方が大変なのです。

それはそれといたしまして、新春にふさわしい和歌をご紹介。

(ちなみに、「春の声」と言うウインナ・ワルツがあります)

Photo 古今集巻頭に近いところ、読めますか。

日本文学科の学生さんならすらすら、でなくては。

鎌倉時代初期の古筆切、800年くらい前でしょう。

内裏切(伝藤原清輔筆)と呼ばれる名物です。

さて、これを御覧の受験生がいらっしゃったら、万全の体調管理を心がけてください。

健闘を祈ります。

鶴見大学文学部日本文学科