平泉
8月23日(土)はオープンキャンパスです。
模擬授業は新沢典子先生による「古代の文学と現代日本語」です。
前回に引き続き、多くのみなさまのご来場をお待ちしております!
先週、平泉に行ってきました。
あいにくのお天気で、山からは雲が湧き出し、霧が立ちこめていました。
奥州藤原氏初代清衡が建てた中尊寺金色堂は、この中に保存されています。
子どもの頃に金色堂を見たときには、ただただ金だという印象しかありませんでしたが、改めて見ると螺鈿細工がとてもきれいでした。
芭蕉はここで「五月雨の降りのこしてや光堂」の句を残していますが、曾良の日記によると、芭蕉が中尊寺を訪れた日は晴れだったようです。
毛越寺大泉が池です。
見る方向によって、池の趣がいろいろに変わります。
雨が降ったりやんだりしたせいもあるかもしれません。
境内には「夏草や兵どもが夢の跡」の芭蕉直筆句碑がありますが、ほかにこの句を新渡戸稲造が英訳して揮毫した碑もありました。
The summer grass
'Tis all that's left
Of ancient warriors' dreams.
Inazo Nitobe.
新渡戸稲造は、ご存知の通り旧五千円札に描かれた人で、岩手県出身です。