桜の話は世の中にあふれていますので、趣向を変えてカタクリ。
(桜が嫌い、と言うわけではありません)
研究室の近くに、ことしも咲きました。
万葉の昔には「かたかご(堅香子)」。
ひととき華麗な花を凜と咲かせ、すぐに葉も花も姿を消します。
地面の下でじっと力を蓄え、翌春を待つ植物です。
今年不本意な成績で終わった人、困ることが多かった人、あきらめずもう一歩。
得意の人も、怠りなく(「得意」は「失意」の反意語です、念のため)。
Dum spiro,spero.
(息をしているかぎりは、望みを持つ)
鶴見大学文学部日本文学科