門出
2010/03/31
ひと枝に、さまざまな尻尾が揺れるネコヤナギ。
鶴見、馬場花木園にて。ハナニラ。アセビ。トサミズキ。ヤブラン。名札を読みながら歩きました。
これは和紙の原料になるミツマタ。新入生のみなさん。墨を磨り、淡い香りの中で、筆を執って学びましょう。
ひとり歩きを始めた卒業生の、日々の幸いを祈ります。
★期間限定、春待つ日々にお届けした「卒展(書道)」ブログ、今シーズンはここまでといたします。
☆後で自分の写真などを下げてほしくなったときには、遠慮なく伝えてください。
2010/03/31
ひと枝に、さまざまな尻尾が揺れるネコヤナギ。
鶴見、馬場花木園にて。ハナニラ。アセビ。トサミズキ。ヤブラン。名札を読みながら歩きました。
これは和紙の原料になるミツマタ。新入生のみなさん。墨を磨り、淡い香りの中で、筆を執って学びましょう。
ひとり歩きを始めた卒業生の、日々の幸いを祈ります。
★期間限定、春待つ日々にお届けした「卒展(書道)」ブログ、今シーズンはここまでといたします。
☆後で自分の写真などを下げてほしくなったときには、遠慮なく伝えてください。
2010/03/30
大学の桜は準備完了、新入生を待っています。教科書販売所のソメイヨシノと、手枕坂を登り切ったあたりのひと枝。今日の空はからりと晴れました。
6号館へ向かう道のそこかしこにはタンポポが。ぺんぺん草(なずな)もこんな花を咲かせています。猫の表情が心なしかやわらかに見え、散歩にやって来るステップも軽やかです。6号館の日陰にも花は咲いています。
図書館外の階段では大樹が満開、入学式の頃は花吹雪でしょうか。
陰暦で今日は西行(さいぎょう)忌、と朝刊のコラムで気づき、わが大学(校歌の一節)の桜を撮りました。かつて同じ樹のもとで花を待ち、仰ぎ、移ろうのを惜しんだことのある、代々の卒業生のみなさまにも、今年の春をお届けしましょう。
〈吉野山こぞの枝折りの道かへてまだ見ぬかたの花をたづねむ〉
探しに出れば、今までと少し違う春がみつかるのかもしれません。何はともあれ、もうすぐ三時です。団子はなくても一服しませんか。
2010/03/29
春らしい光がさしたかと思うと、にわかに冷たいものが降ってくる日でした。
文京区本駒込の六義園(りくぎえん)は、柳沢吉保が元禄15年(1702)に築園、明治には岩崎弥太郎の別邸となり、昭和13年(1938)に東京市(都)に寄付されて開園。『古今和歌集』仮名序、和歌の六体にちなんだ命名とのこと。
訪書先で昼休みに通り抜けたら、水際でカワセミに会えました。しだれ桜が見頃。
2010/03/26
「赤芽が伸びるともうすぐ新学期」と、ずっと以前に教えた高校で、ベテランの先生がふと口にされたことがありました。あかめがし(ベニカナメモチ)は校庭の生け垣などで見かける低木で、五月の木々の新緑に先がけて、紅色の新葉を繁らせます。
桜のつぼみも、目を覚ましたようです。
2010/03/25
昨日、今日の冷たい雨の中、ほころびかけたつぼみがじっと時を待っています。週末には晴れやかに咲き誇ってくれることでしょう。
住み始めた土地で、また、歩き慣れた道で、雨が上がったら桜の梢を、その向こうに広がる春の空を見上げませんか。
忙しかったら、気がすすまなかったら、今は思い描くだけでもいい。来年も、その次にも、桜はきっと咲きますから。
2010/03/18
主任の先生は、ときに合同研究室でお茶を点てられます。「私のは野良茶(のらちゃ)、茶殻の心配がないので抹茶です」と言われますが、その泡立ちの見事なこと。せわしい大人に喜んでもらおうと、小さな手を動かした頃から年季を積んでおいでです。卒業生がたずねて来ると、ご趣味の器が登場します。
これは抹茶オーレ。たっぷりいただきたいとき、濃いめに点ててミルクをくるくるっと注ぎます。(別に溶かしておいた)砂糖、蜂蜜を加えてもよし。冬はチンと温め、夏は氷を浮かべてどうぞ。
もうすぐ三時。ちょっと一服、いかがですか。
2010/03/17
1号館の4階から外に出た右手の斜面、いつものように土筆が出ました。(近づくことができなくて、くっきり撮れていません。)
ゆく人をゐなかわらはの見る計(ばかり)立(たち)ならびたる土筆(つくづくし)かな 大隈言道『草径集』
これは卒業式の日の木蓮。電車の窓からも、樹木全体がひとつの花のように、大きく明るく咲いている姿を見かけます。
2010/03/16
みなさまの来場、ありがとうございました。大学の「鶴大広報ブログ」にも紹介していただきました。
会場を片付けました。出品者は「感無量」とのことです。昨日の「晴れ姿プリクラ」を貼ったカードをたくさんもらいました。
終了間際には既卒生が2人来て、新年度に講師として勤める学校が決まったと、それぞれ話して行きました。
2010/03/15
今日は巣立ちの日。体育館での卒業式、学科ごとの授与、ゼミやサークルでのひとときの後、三々五々、会場に集まりました。同級生、家族、諸先生方が力作を見てくださいました。
以下に作品の一部を紹介します。
伊予切本和漢朗詠集 関戸本古今和歌集
☆本人の了解のもとに載せています。転用をお断りします。
2010/03/14
鶴見は、何となく出かけたくなるような、よい日です。
卒展が始まりました。朝一番に千葉の高等学校の先生が来てくださったようです。遠くからありがとうございました。
これは賛助出品の作品です。小澤蘆庵の歌を書きました。
「大井川 月と花とのおぼろ夜に ひとりかすまぬ浪の音かな」