紫雲祭 2
2011/10/31
2日間の書道展が終わりました。紫雲祭に来られた方、卒業生や在学生、ご家族など、多くの方が見てくださいました。感謝申し上げます。
霧たちてかりぞ鳴くなるかたをかの
あしたの原はもみぢしぬらむ
『古今和歌集』巻第五、秋歌下、よみ人知らず
街中の公孫樹ばかりでなく、野辺や山々が黄にくれないにと色づいてゆく季節です。菊の一輪から清い香りの立つような、小さくとも命ある「書」に気づく。昔々の誰かの残した「書」に出会い、筆を執ってみる。簡単にわからないことが多い「書」のよさを、自分で求めた結果、ひとつずつ身につける。次の作品にそのような経験が生かされるならば、と思います。
展示が近づきましたら、ご案内いたします。
鶴見大学文学部 日本文学科