若紫

2011/04/14

光源氏が幼い紫の上をかいま見たのは、旧暦三月の末。山の桜が盛りの頃でした。旧暦で今日は3月12日。今夜、空に上る月が満月になった後、しだいに欠けて「つごもり」となります。

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Photo_3        協力 紫式部学会事務局

上は、江戸前期の写本。平安朝古筆の香りを伝える、流麗な筆致です。古い本ののど(見開き中央)部分は無理に開いてはいけないので、斜めからも撮りました。

写本の4行目下部「三月の」から約6行分を、中学生・高校生向きに、漢字かなまじりで書いてみました。声に出して二回以上読み、手もとの紙にペンか鉛筆で写しましょう。文意はおよそつかめますか。暗記することもできそうです。(この部分▼の画像については、自由にご利用ください。A4判にプリントすると、ほどよい字粒になります。)

Yayohi_2 ペン書き yayohi.tifをダウンロード yayohi.pdfをダウンロード
罫紙 8行 8.tifをダウンロード 8.pdfをダウンロード   

以下はひらがなとカタカナの基本練習です。カタカナは漢字の一部分からできた、組み立てのしっかりした文字です。(B4判に書きました。)
いろは iroha1.tifをダウンロード iroha1.pdfをダウンロード
(付 筆順・ローマ字)iroha2.tifをダウンロード iroha2.pdfをダウンロード
アイウエオ aiueo1.tifをダウンロード aiueo1.pdfをダウンロード
(付 筆順・ひらがな)aiueo2.tifをダウンロード aiueo2.pdfをダウンロード
罫紙 6字×8行 6-8.tifをダウンロード 6-8.pdfをダウンロード

Iroha1 Iroha2  Aiueo1 Aiueo2 

(画像を利用いいただけるのは、▲ここまでです。)
(なお、被災地の学習支援全般について、「文部科学省」の「東日本大震災 子どもの学び支援ポータルサイト」があり、支援円滑化のために情報が交換されているようです。)

出会いの多い季節です。縁ある人にあらためて気づくのは、もう少し先かもしれませんが。

鶴見大学文学部 日本文学科