中国の北京首都医科大学から歯科技工士の留学生 黄 文静(ホワン ウエンジン)さんが来日し、平成26年9月1~30日まで研修されました。文静さんは、日本語は話せませんが英語が堪能です。英語が不得手な私たちも、身振り手振り、知っている単語を羅列してコミュにケーションをはかりました。通じたときには、皆、笑顔が一杯です。この雰囲気は、今まで研修科になかったものです。「英語で話す」チャンスを与えてくれた文静さんに感謝です。
彼女は、臨床経験が少ないということですが、色々なものに興味を示し、時間外も実習室に残って技工に取り組んでいました。特に、本校のオリジナルである『機能的咬合印象法』や『金属構造義歯』に興味を示し、沢山のサンプルを製作して首都医科大学に持ち帰りました。また、阿部 實先生から直接指導を受けることもできました。歯科技工研修科で学んだことが少しでもお役に立てればと願っています。
今回の経験から留学生を受け入れる自信が少しつきました。(市川 正幸 記)
大久保力廣科長より修了証を受ける黄 文静さん
阿部實先生から指導を受ける
研修生と一緒に記念撮影
研修科教員と送別会
平成26年9月28日(日),鶴見大学会館にて,第3回歯科技工研修科セミナー2014を開催いたしました.本会も3年目とあって知名度も増し,参加者は120名を超える盛会となりました.今回は,午前の部に3月10日に上梓いたしました「写真で学ぶ 即!実践 臨床技工テクニカルヒント」(医歯薬出版)からいくつかのテーマを選び,テーブルテクニックを行い,午後の部では 「ちょっと先の未来」と題し,CAD/CAMの話題を中心とした講演会を行いました.
午前の部
テーブルテクニックでは本学研修科職員6名によるテクニカルヒント6演題,市川正幸が「メタルコアの適合」,三山善也が「金属床義歯のフレームワーク製作」,邑田歳幸が「ファイバーポストコアの製作」,前田祥博が「磁性アタッチメントのテクニカルヒント」,河村 昇が「マルチパットとシリコーンパテのテクニカルヒント」,伊原啓祐が「プロビジョナルレストレーションの製作」をそれぞれ行い,映像と実演を交えて詳細に技工のテクニックが紹介されました.どのブースも盛況で,参加者とのコミュニケーションも随所で見られました.また,同会場内には「写真で学ぶ 即!実践 臨床技工テクニカルヒント」(医歯薬出版)で紹介した,いくつかの器具の展示も行いました.
午後の部
講演会に先立ち,研修科講師主任の市川正幸,一般社団法人神奈川県歯科技工士会会長の青木彰氏よりご挨拶を頂きました。
講演会「ちょっと先の未来」では,藤田 耕介 氏(17期)(横浜トラスト歯科技工研究所 代表取締役)が『「3Dプリンターを活用した歯科技工」プロセス・パフォーマンス評価』,辻 光章 氏(31期)(国際デンタルラボ マネージャー)が『NEXT STAGE ~CAD/CAMシステムの現状と今後 Digital Technicianに求められるskillとは~』,小川 匠 先生(鶴見大学歯学部クラウンブリッジ補綴学講座 教授)が『医用工学技術の歯科臨床への応用』が講演されました.参加者にとって,かなり関心度が高かったように思います.
セミナーの最後に行われた情報交換会には参加者の半数近くの方に出席して頂き,演者とのコミュニケーションが図られ有意義な会となりました.
今回の企画では歯科技工研修科が蓄積してきた,明日から役立つ身近な技術の紹介と,CAD/CAMを導入され,実践されている演者の方々より,少し先の未来が見えるお話しをしていただきました.歯科技工研修科は今後もこのセミナーの目的である,臨床教育,知識の向上の場の提供と歯科界の発展,若い歯科技工士の離職を防ぐなどの問題に,少しでもお役に立てるよう,協力してゆきたいと思います.
今回,ご後援いただきました,神奈川県歯科技工士会,手話通訳にご協力いただきました,筑波大学附属聴覚特別支援学校,ほか関係者に深く感謝いたします.(松本 記)
平成26年9月17日(水)新東京歯科技工士学校の2年生、5名が歯科技工研修科の見学会に参加してくれました。研修科のカリキュラム説明、技工室見学、教員によるデモンストレーション、最後は主任の市川が症例技工についてのプレゼンテーションと、短時間に盛りだくさんの内容を企画したため、もう少し時間がほしいとの声も出るほどでした。例年、夏休み前に見学会を開催していますが、今年度は各学校との日程調整が難しく、個々の対応とさせて頂きました。そのお陰か、気心の知れた同級生ばかりの参加は、和やかな雰囲気で研修生や職員にたくさんの質問が出ました。
お休みにも関わらず、見学会に参加してくださった皆様に感謝いたします。
平成26年7月31日(木)新横浜歯科技工士専門学校の学生さんに向けての見学会を行った。研修科は、新横浜歯科技工士専門学校の会社説明会に参加させて頂いたので、今回は『症例技工てなに?』と題したミニ講義から始まった。市川は症例技工と模型実習の違いを生きるか死ぬかの真剣勝負に例え、症例技工の責任の重さについてプレゼンをした。その後、毎回好評の研修科教員による歯型彫刻、陶材築盛、ワイヤー屈曲のデモンストレーションが行われた。自由見学の際には、新横浜歯科技工士専門学校の卒業生である赤池君と鈴木君が、今、自分たちのやっている実習について熱心に話しをしていました。また、症例技工でMBや金属床を製作している先輩からの話は皆さん興味津々に聞いており、学生目線での良い情報交換にもなった事と思います。
真夏の暑い中お越し頂きありがとうございました。(住友 記)

平成26年7月22日から8月1日の2週間 筑波大学附属聴覚特別支援学校 歯科技工士科の3年生,五十嵐英貴さんと下川原知美さんの2名が鶴見大学歯学部歯科技工研修科(中央技工部)にて職場実習を行った.歯科技工研修科の歯型彫刻やクラスプパターン採得練習を体験し,インレー,クラウン,部分床義歯の製作を指導にあたった教員と共に製作した.また治療室見学では補綴物の装着に立ち会うことができ,貴重な体験を得られたようでした.
「補綴装置が完成してほっとしました,2週間はあっという間でしたが,僕にとって貴重な経験ができました」(五十嵐)「完成した達成感がすごくありました.授業で学んだことと違っていろいろ参考になり,勉強になったことが山ほどありました.」(下川原)と二人より感想をいただきました.今後,技工士学校での授業や実習への意欲につながり,立派な歯科技工士に成長してくれることを願っています.(松本 記)