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2013年7月

2013年7月30日 (火)

平成25年度 第1回歯科技工研修科見学会を開催

  7月29日(月)この日は早朝からの雨で湿度が高く、蒸し暑いにもかかわらず、多くの見学者が訪れてくれました。今回の見学会は例年好評であったデモンストレーションを一新、ポーセレン築盛に加え、新たに歯型彫刻とワイヤークラスプ屈曲を行いました。20分間でのデモということで、担当教員も腕の見せどころと緊張しておりましたが、見学者からの「すごい」の声にほっとした様子でした。どのコーナー盛況でみな食い入るように見ていました。自由見学の時間では母校の先輩を見つけて盛り上がっている様子も見られ、いろいろな情報交換ができたようです。参加された見学者の皆様、お疲れ様でした。

 さらに研修科では9月29日(日)第2回の研修科セミナー「開業への道のり」~開業を目指す若手歯科技工士のために~と題し、開業し第一線で活躍する研修科修了生を講師に迎え、参加費無料の講演会を開催します。

 また、10月12日(土)には今年度第2回目の見学会、(体験型見学会)を行います。研修科の講義体験やCAD/CAM、ポーセレン築盛、レーザー溶接など、様々な技術を体験していただきたいと思います。

 今回、参加された方も友人を誘ってまた遊びに来てください。またどなたでもご参加できますので、教員の方、ご父兄の方、歯科関係者など多数の参加を歓迎いたします。(松本)
Img_0746伊原啓祐先生による熟練の技 ポーセレン築盛 

Img_0723住友将一先生による精細な歯型彫刻

Img_0729原田直彦先生による15分での2腕鉤屈曲

2013年7月23日 (火)

技工研修科助手 住友 将一、三山 善也が 第5回国際歯科技工学術大会 一般歯科技工士テクニカルコンテストで最優秀賞を受賞

 平成25年7月5-7日、第5回国際歯科技工学術大会が韓国 大田国際会議場(テジュンコンベンションセンター)にて開催された。同日に行われた一般歯科技工士テクニカルコンテストは、作品サイズ100×100×50cmで歯科技工材料・技術を用いた自由作品展示というものであった。歯科技工研修科助手の住友 将一、三山 善也は30年以上も前から臨床応用され長期に渡り良好な結果を得ている金属構造義歯の製作工程を「Production of metal structure denture using pure titanium」と題し展示した。20を超える展示作品の中、最優秀賞の栄誉に輝いた。住友研修科助手は8年間海外で勤務した経験があり、作品を撮影する見学者にも金属構造義歯を紹介することができた。これからは、海外からの来訪者への対応も期待している。
(歯科技工研修科科長 大久保 力廣 記)

1img_0698(写真右より技工研修科助手 三山,住友,大久保教授)

2013年7月18日 (木)

平成25年度 第2回カービング大会

月に一度カービング大会を催しています. 切磋琢磨することはお互いを高め合い 技術の向上につながります.
The competitions of tooth carving are held every month. It will be great opportunity for trainees to improve their skills as well as a little friendly rivalry.
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H25

2013年7月12日 (金)

第5回国際歯科技工学術大会 報告

The 5th international congress of Dental Technology in Daejeon, Korea.

 We have been exhibited 3 posters and entered the technical contest, also presented table clinic(demonstration).

  平成25年7月5-7日に第5回国際歯科技工学術大会が韓国,大田市(テジョン)国際会議場(コンベンションセンター)で開催され,歯科技工研修科はポスター発表3題,テーブルクリニック1演題,一般歯科技工テクニカルコンテスト1作品の発表を行った.

ポスター発表では河村が「Functionally Generated Path Technique for Implant Superstructure using Provisional Prosthesis」と題し,プロセラ・インプラントブリッジのフレームにプロビジョナルレストレーションの形態を付与した可撤式のFGPテーブルを製作し,調整量のほとんどない最終補綴装置の製作術式を発表した.伊原は「Functional Bite Impression technique and press-over technique for fabricating a functional and esthetic zirconia crown」と題し,FBIテクニックとジルコニアプレスオーバーテクニックを用いた前歯部症例の製作術式を発表した.原田は「Fabrication of Custom-made Titan Mesh Tray for Mandibular Reconstruction」と題し,本学歯学部附属病院で行われている下顎骨の再建術に用いるカスタムメイド・チタンメッシュトレーの製作術式について発表した.
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一方,テーブルクリニックでは邑田が「New Laboratory Procedures and Technical Point of Composite resin Buildups with i-TFC Optical Fiber Post by the silicone index」と題し,シリコーンコアを用いて製作するレジンコア(i-TFC サンメディカル)の製作法についてデモンストレーションした.

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一般歯科技工士テクニカルコンテストでは住友,三山が「純チタンを用いた金属構造義歯の製作」というテーマでその製作工程を展示し,最優秀賞を受賞した.この金属構造義歯は,30年以上も前から臨床応用され長期に渡り良好な結果を得ている.
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持参した歯科技工研修科「スクールガイド」は不足するほど好評で,発表したFBIテクニックや,レーザー溶接の技術だけでなく,研修科の実習内容も知っていただく良い機会となった.



★Graffiti of Dental Technology (技術紹介) 更新

技術紹介のページを更新しました、今回は 伊原 啓祐 先生の 

Vol.65:多数歯における効率的なプロビジョナルレストレーション製作法 です。


http://ccs.tsurumi-u.ac.jp/dental/kouza/shigiken/Graffiti/s1/vol065.html