2018年7月23日から8月3日の2週間、筑波大学附属聴覚特別支援学校 歯科技工士科の3年生、小澤田悠太くんが鶴見大学歯学部歯科技工研修科(中央技工部)にて職場実習を行いました。歯型彫刻やクラスプパターン採得練習などの基礎的な実習に加え、全部金属冠、部分床義歯の製作を指導教員と共に行いました。また治療室見学では、患者さんの口腔内に補綴装置が装着される場面に立ち会うことができ、貴重な体験を得られたようでした。
実習最終日の締めくくりには小澤田くんから「この二週間はあっという間でした。臨床の現場でたくさんのテクニックを勉強できたこと、歯科技工という仕事のやりがいを感じられたことが嬉しかったです。」という素晴らしい挨拶をいただきました。
左より筑波の卒業生で現在,上級課程の吉田くん,担当教員 鈴木和也,小澤田くん,担当教員 今津哲也
8月1日(水)に、歯科技工研修科の見学会が開催されました。今年は各専門学校の学生、引率教員、保護者の方など総勢15名に参加いただきました。松本ライターヘッドの挨拶から始まった見学会は、研修科の概要説明、技工室の見学とつづき、毎年恒例の研修科教員によるワイヤークラスプ屈曲、歯型彫刻、ワックスアップのデモンストレーションが行われました。どれも20分程度と短いデモでしたが、各インストラクターがワンポイントアドバイスを交えながら真剣勝負の実演を行い、終始見学者の方々の熱い視線を感じる充実した時間となりました。また、自由見学では各校の先輩、後輩間の活発なコミュニケーションがみられ、研修科の見学のみならず互いの近況報告をし合う有意義な時間になったと思います。ご参加頂いた皆様に心から御礼申し上げます。
今年度の見学会は今回だけとなりますが、来年2月までの土曜日午前に「オープンキャンパス」を開催させていただきます。開催前日までにお電話いただければ担当者がご案内致します。今回の見学会に参加できなかった方は是非この機会をご利用ください。
(記 鈴木和也)
松本敏光によるワイヤー屈曲のワンポイントデモ
野平勇人によるクラウンワックスアップのワンポイントデモ
伊原啓祐による歯型彫刻のワンポイントデモ
さまざまなところで研修生との情報交換