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2017年6月14日 (水)

留学生の研修報告

カンボジアから来日していた二人の留学生は1ヶ月の研修を終えて6月12日(月)に帰国しました。彼らはアンコールワットがあるシェムリアップ市の歯科医院から派遣されました。主な研修は、天然歯模型を参考にカービング実習を行い、形態の大切なポイントを覚えることに数日を費やしました。次に、陶材焼付冠の実習として前歯1本、大臼歯2本を製作しました。彼らの現地での主な仕事は陶材焼付冠の製作なので一通りの技術は習得しています。年に2回の研修を経ながら少しずつ上手になってきたのですが、当初は何から教えてゆけば良いのか随分苦労しました。現在でも現地に指導者がいないため、研修に訪れる度に、3歩進んで2歩下がるような状態が続いています・・・。新しい技術も体験してほしいと思い、上顎小臼歯のプレスセラミックスCrの製作も行いました。初めて製作したプレスセラミックスCrの柔らかい明るさに感動していました。その他に、技修会(同窓会)主催による講演会と懇親会への参加や、研修科症例報告会への参加などで滞在中を有意義に過ごしていただきました。研修科教員や研修生とも触れ合う機会が多くあり、皆さんからとても親切な対応をしていただいたことが大きな思い出ですと話していました。帰国後、彼らから届いたメールの文中には、「研修科の皆さんが集中力をもって仕事に取り組んでいる姿や、朝夕全員での技工室の清掃がとても勉強になりました」という御礼と無事帰国の挨拶をいただきました。 (邑田)

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