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2014年10月

2014年10月22日 (水)

北京首都医科大学から短期留学生を迎える

 中国の北京首都医科大学から歯科技工士の留学生 黄 文静(ホワン ウエンジン)さんが来日し、平成26年9月1~30日まで研修されました。文静さんは、日本語は話せませんが英語が堪能です。英語が不得手な私たちも、身振り手振り、知っている単語を羅列してコミュにケーションをはかりました。通じたときには、皆、笑顔が一杯です。この雰囲気は、今まで研修科になかったものです。「英語で話す」チャンスを与えてくれた文静さんに感謝です。

彼女は、臨床経験が少ないということですが、色々なものに興味を示し、時間外も実習室に残って技工に取り組んでいました。特に、本校のオリジナルである『機能的咬合印象法』や『金属構造義歯』に興味を示し、沢山のサンプルを製作して首都医科大学に持ち帰りました。また、阿部 實先生から直接指導を受けることもできました。歯科技工研修科で学んだことが少しでもお役に立てればと願っています。

今回の経験から留学生を受け入れる自信が少しつきました。(市川 正幸 記)

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大久保力廣科長より修了証を受ける黄 文静さん

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阿部實先生から指導を受ける

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研修生と一緒に記念撮影

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研修科教員と送別会

2014年10月16日 (木)

平成26年度 第4回カービング大会

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2014年10月 7日 (火)

平成27年度 44期生 入学試験 願書受付開始

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 鶴見大学歯学部歯科技工研修科では10月6日(月)より,平成27年度  基礎課程 第1期(推薦入試・試験入試)の入学試験の願書受付を開始いたしました.試験を含めた日程の詳細は下記の添付画像をご参照ください.

第1期の願書締め切りは10月25日(土)当日消印有効 となります.

※ 尚,募集人員に達した場合は2期以降の試験を実施いたしませんのでご注意ください.

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2014年10月 3日 (金)

第3回 歯科技工研修科セミナー2014開催

 平成26年9月28日(日),鶴見大学会館にて,第3回歯科技工研修科セミナー2014を開催いたしました.本会も3年目とあって知名度も増し,参加者は120名を超える盛会となりました.今回は,午前の部に3月10日に上梓いたしました「写真で学ぶ 即!実践 臨床技工テクニカルヒント」(医歯薬出版)からいくつかのテーマを選び,テーブルテクニックを行い,午後の部では 「ちょっと先の未来」と題し,CAD/CAMの話題を中心とした講演会を行いました.

 

午前の部 

 テーブルテクニックでは本学研修科職員6名によるテクニカルヒント6演題,市川正幸が「メタルコアの適合」,三山善也が「金属床義歯のフレームワーク製作」,邑田歳幸が「ファイバーポストコアの製作」,前田祥博が「磁性アタッチメントのテクニカルヒント」,河村 昇が「マルチパットとシリコーンパテのテクニカルヒント」,伊原啓祐が「プロビジョナルレストレーションの製作」をそれぞれ行い,映像と実演を交えて詳細に技工のテクニックが紹介されました.どのブースも盛況で,参加者とのコミュニケーションも随所で見られました.また,同会場内には「写真で学ぶ 即!実践 臨床技工テクニカルヒント」(医歯薬出版)で紹介した,いくつかの器具の展示も行いました.

0512img_2723_7市川正幸

0203img_2686_5三山善也

0406img_0441_2_2邑田歳幸

0608img_0448_2_2前田祥博

0304img_2701_2河村 昇

0101img_0325_2_2伊原啓祐

午後の部

 講演会に先立ち,研修科講師主任の市川正幸,一般社団法人神奈川県歯科技工士会会長の青木彰氏よりご挨拶を頂きました。

講演会「ちょっと先の未来」では,藤田 耕介 氏(17期)(横浜トラスト歯科技工研究所 代表取締役)が『「3Dプリンターを活用した歯科技工」プロセス・パフォーマンス評価』,辻 光章 氏(31期)(国際デンタルラボ マネージャー)が『NEXT STAGE ~CAD/CAMシステムの現状と今後 Digital Technicianに求められるskillとは~』,小川 匠 先生(鶴見大学歯学部クラウンブリッジ補綴学講座 教授)が『医用工学技術の歯科臨床への応用』が講演されました.参加者にとって,かなり関心度が高かったように思います.

0817img_2756市川正幸

0916img_2765青木彰 氏

0718img_2744藤田 耕介 氏

1019img_2815辻 光章 氏

1122img_2873小川 匠 先生

1223img_0621情報交換会

セミナーの最後に行われた情報交換会には参加者の半数近くの方に出席して頂き,演者とのコミュニケーションが図られ有意義な会となりました.

今回の企画では歯科技工研修科が蓄積してきた,明日から役立つ身近な技術の紹介と,CAD/CAMを導入され,実践されている演者の方々より,少し先の未来が見えるお話しをしていただきました.歯科技工研修科は今後もこのセミナーの目的である,臨床教育,知識の向上の場の提供と歯科界の発展,若い歯科技工士の離職を防ぐなどの問題に,少しでもお役に立てるよう,協力してゆきたいと思います.

今回,ご後援いただきました,神奈川県歯科技工士会,手話通訳にご協力いただきました,筑波大学附属聴覚特別支援学校,ほか関係者に深く感謝いたします.(松本 記)