野村昌広氏 （技工房 代表取締役）による特別講義が行われた
8月2日に研修科OBである野村昌広氏をお招きし、『卒後12年・開業4年目が伝える歯型彫刻の重要性＋楽しく仕事がしたい』という演題で特別講義が行われた。氏は研修科上級課程を修了し、研修科教員として6年間在籍、その後ラボ勤務を経て開業に至った。研修科在職中は、熱く研修生の指導に取り組み、現在も研修科で継続されている月例カービング大会の発起人であった。
講義の内容は、①歯型彫刻の上達が補綴物の審美性を高め、その結果として付加価値が付く。②歯科医師との建設的な関係を築くための工夫。③『仕事を楽しくする』にはどうしたらよいか。などを第一線で活躍する先輩技工士として、その取り組み方をお話しいただいた。『小さな達成感の積み重ねが大事』という言葉がとても印象的で、研修生だけでなく我々教員にも有意義な時間となった。 （伊原）
略歴
1975.9.18 静岡県生まれ
1996.3 共生会歯科技工専門学校卒業
1998.3 鶴見大学歯学部歯科技工研修科上級課程修了
1998.4 鶴見大学歯学部歯科技工研修科入局
2004.3 鶴見大学歯学部歯科技工研修科退職
2004.4 （有）デンタルオフィスささき入社
2006.3 （有）デンタルオフィスささき退社
2006.4 （株）技工房代表取締役就任
活動内容
2001 神奈川県歯科技工ゼミナール「歯冠形態習得の近道」発表
2003 日本歯科技工学会「セラミストへの第一歩」発表
