« 見学会のお知らせ  | メイン | 韓国新丘大学歯科技工科の学生が研修科を見学 »

2010年7月22日 (木)

前期最後の模型技工実習 (基礎課程冠橋義歯技工専攻)

 4月より始まった全部鋳造冠、レジン前装冠に続いて5月中旬より陶材焼付冠の模型技工実習がカリキュラム通り実施された。本実習では可燃性ガスと酸素を用いたブローパイプを融解熱源とした遠心鋳造を行った。初めて体験する研修生も多く、炎の強さに『怖い、不安』などの声も聞こえ、緊張して取り組む姿が見られた。
Img_0214 Img_0262 

 陶材焼付冠の模型技工実習は上顎中切歯から始まり、小臼歯、大臼歯と3本の製作を行った。ポーセレンパウダーの扱いに不慣れな学生も一生懸命に取り組む姿勢が新鮮であった。ポーセレンマージンで製作する小臼歯は、作業模型に直接陶材を築盛するため、模型との分離が難しく『うまくはずれない』 とあちこちでため息が漏れた....
Img_7969

 現在、前期最後の実習となる前歯部の3本ブリッジに取り掛かっている。単冠のケースとは異なり連結部の設計やポンティックを含むフレーム形態、陶材築盛など難易度が高くなる。是非ともモチベーションを上げて頑張ってもらいたい。 (伊原)