学生の感想

2010/02/10

昨日、提出に来た学生に、作品を仕上げた今の感想などを聞いてみました。他の学生のことばを伝えてくれたり、ここに書くのに言葉を補ったところもありますので、ニュアンスが違っていれば後で手直しするかもしれませんが、取りあえずまとめてみました。

◇般若心経を書いた古典を臨書をしていると、「般若波羅蜜多」が二度出てきて、その微妙な違いを表現するのに苦心した。
◇新しく買っておいた小筆を下ろす時期の判断が難しかった。
◇卒展の授業とは別に、かな実技の授業を受けていたのが作品に生かせた。たとえば長く伸ばす「し」は、まっすぐなようでカーブし、動き、節があるのを見るようにとのアドバイスをいただいた。
◇かなの用紙を自分で探して買って来たが、実技の授業で「高野切」「寸松庵色紙」「継色紙」は練習したが、それ以外の古筆を選んだ人には初めてのことで、ひと仕事だった。
◇最初は義務感で書いていて、うまくできなかったが、知らないうちに楽しい感じに変わっていた。
◇ラベルの原稿を打っていると、簡単に出てこない字があって苦労した。
◇みんなで練習できたのがよかった。マグネットではって、アドバイスしあった。とても仲良くなった。楽しかった。
◇最後になって、もう少し書く時間がほしいと思った。

卒論でもそれぞれのテーマに取り組んだのですが、自分で選び、試みてはやり直し、時間をかけて、でも締め切りまでに仕上げる経験、料紙の買い物も経験してもらいました。練習している教室に同級生がいるのもよかったようです。

鶴見大学文学部 日本文学科

日時:2010/02/10 12:49これまでの記事

このページのトップへ