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2011年10月

2011年10月28日 (金)

横浜はじめて物語 フィールドワーク2 港

10月27日(木)は、B-27 横浜はじめて物語 ラブリー横浜散策 の

フィールドワーク2 港 の開催日でした。

(予定では『山手』でしたが、FW1とFW2の予定を入れ替えました。)

この講座は、『横浜』を講義で学び、フィールドワークで実感する講座です。

講師は、横浜ボランティアガイド協議会会長の嶋田昌子先生です。

パンフレット内容はこちら【PDFファイル】)

 

この日は、東京地方に「木枯らし1号」が吹いた翌日で、

影に入るとひんやり冷えるけど、日差しはポカポカ。

まさにフィールドワーク日和です。

受講者の日頃の行い、随行した人間(私)の徳の高さでしょうか。

10時にJR関内駅南改札前に集合です。

最初に向かったのは横浜市庁舎。

開港100年の記念事業の一環で建てられた建物です。

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現在、市庁舎1階では姉妹都市を紹介するコーナーが設けられています。

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十数年前に優勝した時に名づけられた「ベイスターズ通り」を通って、

「神奈川県電気発祥の地」の碑を見て、「優勝記念モニュメント」へ。

どうなるんでしょうね、ベイスターズ。

Cimg3943 Cimg3946 Cimg3950

 

次は横浜税関へ。

資料展示室を見学させてもらい、「クイーン」とも言われる塔を正面から見る。

 Cimg3956  Cimg3958

 

「象の鼻」地区へ。

地面がレンガの部分は昔からの波止場部分。

「象の鼻」の防波堤も明治になってからできたものです。

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開港波止場にある横浜のみなとを作った偉人が紹介されているパネル。

照明器具でもあり、特別な日にはカラフルに色を変えるそうです。

右の写真は転車台。当時はここにトロッコが走っていたんですね。

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大さん橋ふ頭への道、山下臨港線プロムナード の下に

丸太を半分に切ったベンチがあります。

これは海底から引き上げたものだそうですよ。

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山下公園内にあるインド水頭。

天井のモザイクがきれいです。

 Cimg3988  Cimg3991

あかいくつの少女、沈床花壇を見て、山下公園を抜けます。

沈床花壇は元は船着場だったところです。

 Cimg3996  Cimg4003

 

旧横浜居留地48番館。

当時の建物の一部しか残っていません。

以前は見ることできませんでしたが、現在は中を見ることできるように整備されています。

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山下居留地遺跡。

神奈川芸術劇場とNHK横浜放送会館の建築工事の際に遺跡が発見されました。

その出土遺物と調査の概要が神奈川芸術劇場とNHK横浜放送会館の合同施設の

壁に展示されています。

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現在、ブライダル施設になっている旧露亜銀行横浜支店。

おしゃれな再利用されています。

本来は右の写真の柱の上の飾りです。(現在の建物の飾りはレプリカ)

 Cimg4033  Cimg4039

 

報告が長くなってきました。

最後は駆け足でご紹介。

上段左は読売新聞横浜支局の1階にある展示。

建設時に地中から発見されたものだそうです。

上段右は煉瓦造下水道管。

下段は旧居留地消防隊地下貯水槽遺構。

のぞき窓があるので、中をのぞけます。

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 Cimg4049  Cimg4048

 

ここで紹介した以上に歩いて見て聞いて、内容たっぷり充実の2時間30分でした。

天気もとってもよくて、気持ちのよいフィールドワークでした。

受講者の皆様、お疲れ様でした。

またのご受講をお待ちしております。

 

2011年10月27日 (木)

日帰り美術観照スタディ・ツアー 神奈川の仏像7

10月25日(月)は、B-25 日帰り美術観照スタディ・ツアー 

神奈川の仏像7~横浜に仏像を訪ねて の開催日でした。

講師は本学文学部・短期大学部講師の工藤健一先生です。

この講座は、フィールドワーク前に事前講義を行い、

実際に自分の目で美術観照(フィールドワーク)する講座です。

『神奈川の仏像』7回目となる今回は、大船に仏像を訪ねます。

パンフレット内容はこちら【PDFファイル】)

 

集合場所は、大船駅南改札前です。

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当日は雨にも降られずに寒くもなく、暑くもなくフィールドワーク日和でした。

受講者みなさんの集合も早く、予定時刻通りに出発が出来ました。

まずは目的地に向かうためバスに乗りました。

 

向かった所とは、田谷の洞窟で有名な定泉寺です。

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ここは、私もプライベートで訪れたことがあるんです。

 

まずは住職の方よりご説明がありました。

田谷の洞窟にて僧侶たちが坐禅をしていた話など聞けました。

みなさん、真剣に話を聞いています。

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ロウソクが配られると、そんなに暗い場所はこわいなどの声がありましたが、

現在の洞窟内は電気もついているので、そこまで暗くないとのこと。

さぁ、いよいよ洞窟内へと入っていきます。

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洞窟内の写真をアップしたかったのですが、

洞窟内は撮影禁止となっておりますので、ご了承ください。

 

洞窟内の気温は一年を通して16℃となっているそうです。

夏の猛暑の時はすごく快適であり、冬の極寒の時はメガネが曇るそうです。

ロウソクが消えたら近くの人にロウソクの火を頂いて、

皆さん、探検家さながらに観照していました。

 

これは余談になりますが、定泉寺のすぐとなりには“ラドン温泉”という施設がありました。

私がプライベートで定泉寺に訪れた時は営業していましたが、現在はこの通り・・・。

なんだか寂しいですね。

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続いての目的地に向かうため、一度大船駅にバスで戻ります。

受講者皆さんの俊敏さで予定よりも早いバスに乗車することができました。

 

大船駅につき、バスターミナルに向かう途中に皆さんが歩いていた道、

実は横浜市と鎌倉市の境だったそうです。

横浜市と鎌倉市を両方味わえるのはお得な感じですね。

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次の目的地は証菩提寺です。

このお寺は源頼朝により1189年に真田与一義忠の菩提を弔うために建立した寺院です。

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まずは本堂にて住職よりお話がありました。

その後、仏像の観照の開始です。

水晶が目のところに入っていて、まるで本物の目のような輝きをしています。

みなさん、じっくりと見ていきます。

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場所を移動して、今度は工藤先生より解説があり仏像の観照を行いました。

受講者で中がいっぱいです。

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ここで、本日のツアーは終了です。

受講者皆さんの素早い行動により、スムーズなツアーを行えました。

天気も雨に降られることもなく、工藤先生の“晴れ男伝説”は続いていきそうです。

みなさん、お疲れ様でした。

次回のフィールドワークも晴れますように。

 

2011年10月19日 (水)

【時間変更】B-3 入門仏教美術5

「B-3 入門仏教美術5-仏像観照の基礎知識-」の時間変更をお知らせします。

 

【休講日】 10月12日(水)(第3回目)

 

【補講】 講義時間の延長

  10月26日(水)18:30~20:30

  11月9日(水)18:30~20:30

  11月16日(水)18:30~20:30

(※講座の開講日、開始時間は変更ございません。

  また、10/19の時間の変更はございません。)

 

※受講者には、事前に文書にて通知しております。

 

当該講座のお問い合わせは生涯学習センターへ
℡045-574-8686

 

【時間変更】B-1 日本仏教の歴史5

「B-1 日本仏教の歴史5-古代・中世の仏教文化-」の時間変更をお知らせします。

 

【休講日】 10月12日(水)(第3回目)

 

【補講】 講義時間の延長

  10月26日(水)15:30~17:30

  11月9日(水)15:30~17:30

  11月16日(水)15:30~17:30

(※講座の開講日、開始時間は変更ございません。

  また、10/19の時間の変更はございません。)

 

※受講者には、事前に文書にて通知しております。

 

当該講座のお問い合わせは生涯学習センターへ
℡045-574-8686

 

B-27 横浜はじめて物語FW (山手)

10月13日(木)は、B-27 横浜はじめて物語 ラブリー横浜散策 の

フィールドワーク1 山手 の開催日でした。

(予定では『港』でしたが、変更して『山手』を散策しました)

この講座は、『横浜』を講義で学び、フィールドワークで実感する講座です。

講師は、横浜ボランティアガイド協議会会長の嶋田昌子先生です。

パンフレット内容はこちら【PDFファイル】)

 

10月13日(木)、「横浜はじめて物語」第三回目の今日はフィールドワークでした。

今回は予定を変更して、山手の丘を散策しました。

この夏公開された映画『コクリコ坂』の舞台にもなった場所なので、

前回の座学のテーマ“関東大震災後の関内・山手の変化”と共に

“映画の中に登場する山手”を探しに行きました。

 

10時にJR石川町駅南口に集合。

駅構内の山手町の地図を見ながら、本日のルートを確認し出発です。

まずは、住宅街から山手隧道(山手トンネル)を抜けます。

長いトンネルを抜けた十字路の脇には、市電車庫跡地の碑があります。

映画の舞台は1963年ですが、1972年に廃止されるまで横浜市内を市電が走っていて、

映画の中にもしばしば登場するそうです。

 山手隧道  市電車庫跡地  

山手隧道の手前にあるアーチ橋は『桜道橋』です。小さな階段を上がって、

橋の上から映画のイラストと比較しつつ、当時の面影を探しました。

 桜道橋  桜道橋

 

橋を渡ってまっすぐ行くと、山手公園です。

入り口には『近代下水道記念碑』があり、ブラフ積・ブラフ溝の説明をうけます。

山手公園は日本最初の西洋式公園です。

 ブラフ溝  近代下水道記念碑  山手公園

自然を活かして作ったイギリス式の公園との説明を受け、階段を上がると、

横浜市の名木古木指定を受ける『タブノキ』の大木が目に留まります。

 山手公園  タブノキ  タブノキ

このすぐ近くにあるのが『カトリック山手教会』です。

教会内部も拝見して、山手本通り沿いを歩いて『ベーリックホール』を抜けて『元町公園』へ。

 カトリック山手教会  カトリック山手教会  カトリック山手教会
 ベーリックホール  ベーリックホール

公園内には異人館遺跡があります。

現在は地下部分のみですが、関東大震災でできた亀裂や地割れを見ることができます。

元町公園は西洋瓦製造所があった場所でもあるので、

遺構横の遊歩道には、発掘されたジェラール瓦の展示もありました。

 元町公園  元町公園  元町公園
 元町公園  ジェラール瓦  
 異人館遺跡  異人館遺跡  異人館遺跡

 

『えの木てい』、『山手234番館』の解説を聞きながら、

『横浜外人墓地』に寄って、『アメリカ山公園』へ。

 えの木てい  山手234番館  山手234番館
 横浜外人墓地  横浜外人墓地

アメリカ山公園からは関内と山手とを分けた運河を眺め、エレベータで元町・中華街駅へ。

 アメリカ山公園  アメリカ山公園
 アメリカ山公園  アメリカ山公園

駅からは山下橋方面に向かって少し散策。

港にマリンタワーや信号旗など、映画のワンシーンを彷彿とさせる場面にも遭遇しました。

 信号旗  山下橋から  マリンタワー

 

最後に、元町商店街の一角にあるお肉屋さんへ。

代官坂の入り口にある『丸英商店』は、映画で主人公がコロッケを買うお店そのもの。

12時半、ここで本日は終了となりました。

 

曇り空の下でしたが、暑すぎず寒すぎず、快適なフィールドワークになりました。

受講者のみなさんお疲れ様でした。

次回の「港」もお楽しみに。

 

2011年10月18日 (火)

B-24 忘れ去られた鎌倉の姿FW2

10月16日(日)は、B-24 忘れ去られた鎌倉の姿 の

フィールドワーク2 小坪~光明寺~由比ヶ浜を歩く の開催日でした。

B-24 忘れ去られた鎌倉の姿 は、

本学文学部文化財学科が担当する講座で、

書き記された歴史と、発掘調査でわかった事実を学んで、

さらに現地で実感(再確認)する講座です

フィールドワークは、本学文学部文化財学科実習助手の福田誠先生がご担当です。

パンフレット内容はこちら【PDFファイル】)

 

10時に鎌倉駅西口の時計塔で集合。

明け方まで大雨でしたが、

みなさんの日頃の行いが良いせいか、集合時間には晴れていました。

福田先生から今日のコースの概要を聞いた後、出発。

空にはまだ少し雲が残っています。

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今小路通りで海岸線や当時の地面の高さなどの説明を受けながら、

六地蔵前を通り浜の大鳥居跡へ到着。

発掘調査で160cmほどの柱根が出てきたそうです。

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そのまま南下し、途中五輪塔・宝篋印塔前で解説をしていただきました。

五輪塔の年代の見分け方、皆さん覚えていただけましたか?

 

材木座海岸へ出ると、海の向こうに伊豆半島、大島、富士山が見えます。

上を見上げると抜けるような青空で、気温もだんだん高くなってきましたが、

風がとても強く暑さはあまり感じませんでした。

材木座海岸では少しお遊び企画♪「宝探し」ゲームです。

海岸には鎌倉時代の常滑や瀬戸などの焼き物の欠片が

今でもまだ大量に残っているそうです。

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事前に先生が拾ってこられた常滑や瀬戸などの実物を確認して、いざスタート!

和賀江島方面に歩きながら、みなさん下を見て一生懸命探します。

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「これは」と思うものを拾ったら、先生のところへ持っていき鑑定です。

石やコンクリート・土管の欠片などの“はずれ”を拾った方もいらっしゃいましたが、

「持った瞬間に“重い”と思ったらそれは石ですよ」とアドバイスをもらいながら、

ほとんどの方が鎌倉時代の欠片を拾えたのではないでしょうか。

よく見つかったのは常滑の水がめの欠片で、数人の方は瀬戸物を拾われていました。

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「宝探し」の後は、現存する最古の築港遺跡、和賀江島を眺め、海をあとにします。

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小坪坂から光明寺へ抜け、そこでお昼休憩です。

お昼を食べたあとは、お寺の方のご案内のもと、光明寺山門を拝観させていただきました。

一階と二階部分の違いや安置されている仏像のことなど、丁寧に説明していただきました。

山門の上からの景色は、先ほどまでいた海岸と富士山も見えてとてもきれいでした。

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山門拝観のあとは、内藤家墓地を見学します。

江戸時代の大名・延岡藩内藤家のお墓で、

大きな宝篋印塔がたくさん並んでいて圧巻でした。

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光明寺の次は、補陀洛寺へ。

こちらもお寺の方にご案内いただき、

お堂の中で一つ一つの仏像を詳細に説明していただきました。

こちらに安置されている「文覚上人裸形像」は数体しか現存していないそうですが、

そのうちの一体が証菩提寺にも安置されているそうです。

証菩提寺は「B-25 日帰り美術観照スタディ・ツアー~横浜の仏像~」で

今回拝観する予定です。

こちらの講座も参加される予定の方は是非ふたつを見比べてみてください。

 

名越を越えて、本日最後の場所、東勝寺跡へ。

補陀洛寺から東勝寺跡まではかなりの距離で皆さんさすがに疲れがたまってきている様子。

途中自動販売機で飲み物を買って水分補給しながら歩きました。

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東勝寺跡の説明の後、腹切りやぐらまで行ったのですが、

やぐらまで行かず東勝寺跡で待機されている方もいらっしゃいました。

最後に八幡宮まで移動して、解散です。

 

最後までいいお天気でした!

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2011年10月13日 (木)

【休講・変更情報】E-2 TOEICテスト スコアアップ講座A 秋

「E-2 TOEICテスト スコアアップ講座A 秋-430~600点目標-」の

休講および時間変更をお知らせします。

 

【休講日】 10月18日(火)(第3回目)

 

【補講】 第5回~8回の講義時間の延長

 第5回 11月1日(火)18:30~21:00

 第6回 11月8日(火)18:30~21:00

 第7回 11月15日(火)18:30~21:00

 第8回 11月29日(火)18:30~21:00

(※講座の開講日、開始時間は変更ございません。

  また、第4回および第9回以降の日時の変更はございません。)

 

※受講者には、事前に文書にて通知しております。

 

当該講座のお問い合わせは生涯学習センターへ
℡045-574-8686

 

2011年10月11日 (火)

【休講情報】B-1日本仏教の歴史5・B-3入門仏教美術5

「B-1 日本仏教の歴史5 古代・中世の仏教文化」

「B-3 入門仏教美術5 仏像観照の基礎知識」 の日程変更をお知らせします。

 

【休講日】 10月12日(水)(第2回目)

【振替日】 現在調整中です。詳細は10月19日(水)にお伝えします。

※受講者には、現在電話にて連絡中です。

 

当該講座のお問い合わせは生涯学習センターへ
℡045-574-8686

 

2011年10月 6日 (木)

B-24 忘れ去られた鎌倉の姿FW(玉縄城周辺を巡る)

10月2日(日)は、B-24 忘れ去られた鎌倉の姿 の

フィールドワーク1 玉縄城跡周辺の文化財巡り の開催日でした。

B-24 忘れ去られた鎌倉の姿 は、

本学文学部文化財学科が担当する講座で、

書き記された歴史と、発掘調査でわかった事実を学んで、

さらに現地で実感(再確認)する講座です

フィールドワークは、本学文学部文化財学科実習助手の福田誠先生がご担当です。

パンフレット内容はこちら【PDFファイル】)

 

毎回大好評の「鎌倉」をテーマに開催している講座ですが、

今クールはこれまであまり光が当たらなかった分野にスポットライトを当てています。

フィールドワーク初回は、

1512(永正9)年に北条早雲によって築城された『玉縄城周辺』を巡りました。

 

木々の向こうにでっかい頭が・・・あれが大船観音さま。でかいよネェ。 10時に大船駅西口に集合。

まずは、大船観音さまの頭がちょこっと見える柏尾川沿いで、

今回のルートの説明を受けました。

柏尾川も玉縄城のお堀の役割を果たしており、

天然の地形を活かした要塞だったそうです。

 

橋を渡って川沿いを進み、最初に訪れたのは『首塚』です。

早雲の子で初代城主・北条氏時は、阿房の里美氏と戸部川で防戦。

この戦いで城を守る為に戦死した35名を葬ったのがこの首塚です。

ここでは今でも、毎年8月にこの首塚を供養する祭りが行われているそうです。

 氏時は早雲の次男。大永鎌倉合戦(または鶴岡八幡宮の戦い)での戦死者を葬った首塚だよ。

 

首塚の近くのトンネル抜けて龍寶寺へ。

龍寶寺は玉縄北条氏の菩提寺です。

 創建時は他所にあり、1575年に現在の地に移ったそうです。

山門をくぐるとすぐそこに『玉縄ふるさと館』があります。

まずはこちらを拝観。

多くの民族資料と共に、玉縄城関連の遺物や模型も展示されていますので、

登城する前に地形の確認も出来ます。

ふるさと館横には重要文化財に指定されている『旧石井家住宅』もあり、

こちらにも寄ってから本堂へ。

 旧石井家住宅  龍寶寺本堂

境内にある新井白石の碑などにも足を向け、次は諏訪神社へ。

 新井白石碑。文字は読めません。

 

玉縄城本丸を囲む土塁の東側に一段高い場所があり、

ここに諏訪神社はありましたが、廃城後に現在の場所に移されました。

この日、先月の台風の影響で壊れた鳥居を直しているところに遭遇。

鳥居の横を抜けて境内へ。

 諏訪神社

こぢんまりとして趣のある本殿に参拝後、再び鳥居へ戻ってくると、修理は完了していました。

 

ここから一端、県立大船フラワーセンターまで戻って昼食となりました。

英気を養っていよいよ登城開始です。

 

フラワーセンターより植木谷戸に向かうと、

立派なマンション前の小さな公園内に、ひっそりと玉縄城跡の案内板があります。

ここから横道を行くと『七曲坂』へ。

 玉縄城の案内板  七曲坂。彼岸花がきれいです。

急で狭い斜面を歩き上りついたさきは・・・

 急で狭い斜面を上った先が・・・住宅街。

住宅街でした。

 

玉縄城は現在、本丸は清泉女学院の敷地内となり、その周辺は住宅地として開発が進み、

残念ながら当時の面影はすっかり息を潜めてしまっています。

住宅街より本丸を臨んで、ふあん坂(久成寺坂)を下り久成寺へ。

 ふあん坂(久成寺坂とも)。

 

『久成寺』では上杉謙信公の祖先にあたる長尾氏の供養塔を見て、

 久成寺  長尾氏の供養塔(上杉謙信公の祖先)

次は、氏時発願で建立された『二伝寺』に寄り

さらに同じく氏時の代に、開山した『円光寺』に行きました。

城内の祈願所だった円光寺は、その役割を表すように、山号が「城護山」。

諏訪神社同様、廃城となって現在の場所に移りました。

 城護山円光寺

 

ここから昼食場所となった、県立大船フラワーセンターへ戻って解散となりました。

天候にも恵まれ、彼岸花が満開の中、無事終了しました。

みなさんお疲れ様でした。

 

※来年は玉縄城築城500年目の節目の年という事もあり、500年祭が開催されるそうです。