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2011年6月14日 (火)

文化財スタディ・ツアー(11) 飛騨から美濃へ 【2日目】

6月3日(金)~5日(日)は、文化財スタディ・ツアーの開催日でした。

11回目の今回は、「飛騨から美濃へ」。

5月28日(土)に事前講義を行い、現地を先生の解説を聞きながら歩く人気講座です。

講師は関幸彦先生(日本大学教授)です。

今回は、2日目の様子をお送りします。

パンフレット内容はこちら【PDFファイル】

 

6/4(土)晴  第2日目
 城山公園 高山城址~照蓮寺~高山陣屋跡、朝市見学~高山別院照蓮寺~

飛騨国分寺~郡上八幡(城・岸剣神社・宗祇水・街並散策)~

東氏館跡庭園~永久の乱合戦供養塔

8:15 宿出発 「城山公園 高山城址」へ

【城山公園 高山城址】

高山城址(県史跡)、本丸に向かい木々の中約20分の山登り、

途中「廣瀬武夫銅像」(日露開戦で旅順港の閉鎖戦で、部下を思っての戦死し

「軍神」として伝説化され、国民的英雄となった)見て、

号砲平(塩蔵)、中段屋形、使者之間を経て本丸屋形へ。

                               (廣瀬武夫銅像)

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                   (使者之間)

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注) 廣瀬武夫は、父(高山裁判所長)の赴任で、

高山煥章学校に入学卒業後、海軍兵学校に入学。

(本丸屋形跡)      (本丸屋形跡から高山市内を望む)

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本丸屋形跡より山城を下り、二の丸跡に立つ「金森長近公の像」を見学

(金森長近公は飛騨高山藩の初代藩主)

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続いて、二の丸跡奥の照蓮寺へ向かう。

 

【照蓮寺】

本堂は(国重要文化財)、入母屋造、銅板葺き(元はとち葺き)で書院作りの形を残す。

また梵鐘は国重要文化財と指定された高麗(こうらい)時代の鐘がある。

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    (梵鐘)           (本堂)

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続いて、市内の「高山陣屋跡」に向かう。

 

【高山陣屋跡】

幕府の御役所(江戸勘定奉行直属)の跡。

迷路のような居間や米蔵を見学。

居間から見る庭で一休み。玄関居間で「もち花」居間の柱にうさぎ釘隠しが出迎える。

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高山陣屋跡前の朝市で参加者買い物をし、街並を見ながら高山別院照蓮寺に向かう。

約15分の散歩

【高山別院照蓮寺】

山別院照蓮寺」は、真宗大谷派の高山別院で、

開基は親鸞聖人の弟子嘉念坊善俊(かねんぼうぜんしゅん)。

戦国時代、飛騨国白川郷中野の「照蓮寺」が、金森長近の命で移転した寺院。

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引き続き街並みと宮川朝市を横目に見ながら飛騨国分寺に向かう。約15分の散歩

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【飛騨国分寺】

この寺は1250年の歴史を持つ、鎮護国家の願所、飛騨国第一の古刹。

県重要文化財の三重塔の側に、

天平最初の七重大塔(国重要文化財の史跡)の礎石を残す。

本尊の薬師如来坐像(国重要文化財)、脇に阿弥陀如来(県重要文化財)、

聖観世音菩薩(国重要文化財)、弁財天(円空作)を安置する本堂を拝観する。

また、1695年(元禄8年)、飛騨国が天領となり、高山城が取り壊され、

一部は飛騨国分寺に移築され、鐘楼門(県重要文化財)見守るように、

樹齢1200年の大銀杏が生きづいている。

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お城から市内を約2時間半の散策、いささか疲れ気味。

次の目的地、郡上八幡昼食先に向かう。1時間半の旅となる。

~郡上八幡昼食~

小鉢がたくさん、後半の体力をつける。

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【郡上八幡(城・岸剣神社・宗祇水・街並散策)】

午後の見学地「郡上八幡城」へ、天守閣まで約15分坂道を登る。

天気がよくみんな汗だく・・・。

天守閣は気持ちよい風が吹く。金の弩票、甲冑、古文書を見学。

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次に、岸剣神社から町並みを散策し、

宗祇水(室町時代の連歌の達人である飯尾宗祇がこの湧水の傍らで庵を結んで

愛用したことから「宗祇水」と呼ばれるようになった。)、

郡上踊りが催される古い町並み職人町、鍛冶屋町などを散策する。

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【東氏館跡庭園】

発掘調査で、膨大な出土品のほか見事な庭園遺構を掘り当てました。

中島を配した優雅な池泉部は風情に優れ、

貴重な中世武将庭園としての学術的価値も認められて、国の名勝に指定された。

歌碑や庭園を散策する。

また、篠脇城登山口などで説明を受ける。

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続いて本日最後の見学地「承久の乱合戦供養塔」に向かう。

約60分で、目的地に到着

【承久の乱合戦供養塔】

承久の乱「摩免戸の戦い」(鎌倉、京都両軍の戦没者の供養塔。

木曽川の氾濫により寺は流され供養塔(五輪塔郡)も埋もれたままになっていたが

昭和初期に発掘され、現在の場所に移転安置される。

供養祭の前日で準備されている方から説明を受ける。

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19:00 多治見市内宿泊地到着 2日目終了