文化財スタディ・ツアー(11) 飛騨から美濃へ【1日目】
6月3日(金)~5日(日)は、文化財スタディ・ツアーの開催日でした。
11回目の今回は、「飛騨から美濃へ」。
5月28日(土)に事前講義を行い、現地を先生の解説を聞きながら歩く人気講座です。
講師は関幸彦先生(日本大学教授)です。
今回は、1日目の様子をお送りします。
文化財スタディ・ツアー(11) 飛騨から美濃へ~日本を縦断する旅~
H23.6.3(金)~6.5(日)
6/3(金)晴 第1日目
白川郷合掌集落~飛騨一宮水無神社~臥龍桜、大幢寺
JR松本駅集合 10:45 集合時間前に、コース以外の「松本城」を散歩
予定時刻11:00に松本駅を出発、一路目的地「白川郷合掌集落」へ向う。
途中平湯温泉レストランにて各自で昼食をとる。
国道158号線経由、東海北陸自動車道飛騨トンネル(日本国内3位の長い)を通り、
白川郷合掌集落へ向う。
【白川郷合掌集落】
松本駅より2時間30分で第1目的地に到着
白川郷合掌集落駐車場より、「であい橋」を渡り集落へ。
集落入口で、パンフレットにより、散策ルート説明を講師より受ける。
国重要文化財の「和田家住宅」へ向う。
途中、合掌造の茅葺屋根と田園風景を見ながら散策
第1見学地、和田家住宅到着、家内の居間、囲炉裏、養蚕や古民具を見学
続いて集落を散策し、第2見学地、「浄土真宗明善寺」は残念ながら閉館 外観を見学
(明善寺全景) *(寄棟造の鐘楼門)
*印は県重要文化財
次に第3見学地、「白川八幡神社」へ
白川八幡神社では、かつては上白川郷と下白川郷、計41ヶ村の産土神とされ、
「どぶろく祭り」(10月14・15日)の祭礼が行なわれる。
祭りは、五色旗を連ねた「御神幸」の行列が笛や太鼓の音を響かせながら、
地区内を練り歩きます。
そして、御神幸が終わる午後3時過ぎ、神社境内において、獅子舞の奉納の後、
この年に仕込まれた「どぶろく」が奉納される。
その後、参加者に「どぶろく」が振舞われる。
第2目的地へバスの旅
車中、講師より目的地歴史的背景と云われ等の講義を受ける。約60分で、目的地に到着
【臥龍桜、大幢寺】
飛騨一ノ宮駅(無人駅)ホームから、臥龍桜(幹枝の形が龍の臥した姿に似ていることから
名づけられた国指定天然記念物で樹齢1100年の大樹)。
時期がずれているので、枝振りで満開時を想像する。
また、大幢寺開基の三木三沢は天正13年の金森氏との戦いで敗れ、寺も焼失してしまった。
その後、金森長近公は本尊観音様を以前の形を模して造らせ、
現在の本尊(十一面観音菩薩)と言われている。
總持寺と同じ曹洞宗であったので、ツアーの内容を説明し快く本尊を見せていただく。
第3目的地へ約5分で移動
【飛騨一宮水無神社】
飛騨一宮水無神社見学
水無神社は飛騨国の一宮(地域の中で最も社格の高い神社)としてその歴史は古く、
すでに延喜式に記されています。
古来より飛騨人の心の拠り所として、今に残る様々な歴史遺産を語り継いでいます。
また、島崎藤村の父で『夜明け前』の主人公・青山半蔵のモデルとなった
島崎正樹が宮司を務めていた。
このふけふ
しぐれにの雨と
もみぢ葉と
あられひふれる
山もとの里
正樹
18:00 高山市内宿泊地到着 1日目終了