B-17 はじめてからの鎌倉(その2) フィールドワークⅣ
B-17はじめてからの鎌倉(その2)歴史考古学の成果と現地巡検は、本学文学部文化財学科が
担当する講座で、鎌倉時代の武士の暮らしを教室で考え、現地でさぐってみる鎌倉入門講座です。
フィールドワークは、本学文学部文化財学科実習助手の福田先生がご担当です。
6月10日(日)は、B-17はじめからも鎌倉(その2)歴史考古学の成果と現地巡検の
フィールドワークⅣ 《鎌倉の出入口を歩く》 の開催日でした。
当日は 晴。大船駅10時集合、本日のコースの説明を福田先生より受け、東口から
大船の街を歩いて、大船中央病院前を右折して三菱電機照明に沿って離山交差点を
左折して行くと、静かな常楽寺山門に到着。
参道はしっとりとした感じを漂わせ、住宅街なのに閑静な空間。
山門 粟船山の額
仏殿内
常楽寺は臨済宗建長寺派の寺で、北条泰時が妻の母の供養 の為に建立した粟船御堂に始まる。
泰時の墓石
続いて、常楽寺裏手の山の上にある「木曽義高」の塚に向かう。
宮姫の墓
むくどり公園をめざして山道を100m程登った山頂に当たる。
木曽義高の塚 塔婆
次の円覚寺に向かう途中タイミングよく、臨時列車快速『鎌倉アジサイ号』を
撮る事ができました。(足を止めカメラを構えている人がたくさんいた)
北鎌倉付近
円覚寺で昼食、休憩、自由散策。
臨済宗円覚寺派総本山。鎌倉五山第二位北条時宗ガ弘安5年(1282)に
蒙古の戦いの戦死者敵味方区別なく供養するために創建。
山門
開基廟 梵鐘
次に円覚寺から北鎌倉を背に明月院へ。裏道をしばらく行くと明月川の
橋のたもとで、福田先生より明月院の説明を受ける。あまりにも人が多く
端折って、亀ケ谷切通から岩船地蔵堂を通り、浄光明寺に向かう。
亀ケ谷切通を下る 岩船地蔵堂
浄光明寺は扇ケ谷にある、真言宗泉涌派の寺。
「浄光明寺敷地絵図」寺院境内の様子だけでなく、鎌倉武士の屋敷の位置や所有者、
町中や谷戸の利用を知ることが出来る貴重な史料。
寿福寺は臨済宗建長寺派の寺。この寺は正治2(1200)年尼将軍北条政子が源頼朝の供養の為に建てた鎌倉五山第三位である。