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2010年10月 5日 (火)

鎌倉の「遊び」と「鍛錬」 フィールドワークII 禅宗寺院と庭園

10月3日(日)は、B-19 鎌倉の「遊び」と「鍛錬」 

フィールドワークII 禅宗寺院と庭園の開催日でした。

「鎌倉」講座は、本学文学部文化財学科が担当する講座で、

書き記された歴史と、掘り出された物から、古都の実際を描き出し、

さらに現地で実感する、オムニバス形式の講座です。

2回目のフィールドワークは、本学文学部文化財学科実習助手の福田誠先生がご担当です

パンフレット内容はこちら【PDFファイル】)

今回のフィールドワークは、中世都市「鎌倉」の禅宗寺院「瑞泉寺」、「建長寺」の庭園探索と、

埋蔵文化財発掘調査場所や百八やぐらなどを回るコースです。

天気は、絶好のフィールドワーク日和となりました。

 

10時に鎌倉駅西口(旧駅舎時計台前)に集合し、

若宮大路を通り、鶴岡八幡宮を通り「瑞泉寺」に向う。

途中、埋蔵文化財発掘調査現場を見学、予定であれば、

発掘状況が見学できるはずでしたが、天気予報では雨になるので、

早めに埋めなおしているとのことでした。ただ一部が見ることが出来ました。

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今日は、鶴岡八幡宮「流鏑馬」神事の日。準備の様子を見ながら進む。

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第一目的地「瑞泉寺」(臨済宗円覚寺派)に到着。

開山は夢窓疎石で、夢窓疎石が修行の場・悟りの場として、

自然の景観を重視したとわかる庭園がある。庭園の橋を十八曲たどると山頂に至る。

頂上の徧界一覧亭からは富士山、相模湾などが望める。

福田先生調査の際に登る。一般の方は入れない。

(庭園は国指定史跡の名勝)

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花の季節は過ぎたが、玉紫陽花が咲いていた。

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次の目的地「建長寺」に向う。

途中、永福寺跡を探索。

ハイキングコースに入り、覚園寺裏山の百八やぐら(非公開)を探索。

中世の面影が伝わる。福田先生指導の下探索。足元注意!!

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昼食は、十王岩にて。鎌倉市内(若宮大路、由比ガ浜や穏やかな相模湾が一望)や、

ランドマークタワーが一望できる。

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昼食後、建長寺「半僧坊」で経て、「方丈」裏手の禅宗庭園に向う。

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建長寺は、開山蘭渓道隆(中国の僧)で、

北条時頼によって創建された、わが国最初の禅道場。

蘭渓道隆が日本で始めて作った禅宗庭園を見学、瑞泉寺庭園との違いを体感する。

創建750年を記念して「紫雲閣」を建てる時の発掘調査で何回も改修され、

現在の形にたったことが明らかになった。

その発掘に係わったのが、鶴見大学文化財学科で、

池の中から出土した呪符と漆器椀などの説明を受ける。

(展示された場所が立入禁止、建長寺のご好意で見学できる。)

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柏槙(樹齢750年、蘭渓道隆が自ら植えたとされる。)や、国宝の梵鐘を散策。

建長寺を後にし、鶴岡八幡宮で解散。

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