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2010年10月12日 (火)

日帰り美術観照スタディ・ツアー 東京の仏像1

10/10(日)は、

B-22 日帰り美術観照スタディ・ツアー 東京の仏像1の開催日でした。

講師は本学文学部・短期大学部講師の工藤健一先生です。

この講座は、前日に事前講義を行い、

実際に自分の目で仏像を見学(フィールドワーク)する講座です。

『東京の仏像』1回目となる今回は、目黒の仏像を見学します。

パンフレット内容はこちら【PDFファイル】)

 

今回は都内目黒周辺の五百羅漢寺、瀧泉寺(目黒不動)、

蟠竜寺、大圓寺などを回る都心の仏像に出会う旅でした。

天気は、大方の予報の雨を講師の工藤先生と引率の職員、

2人の晴れ男のパワーで吹き飛ばし、曇りにし暑くもなく寒くもなく

絶好のフィールドワーク日和になりました。

 

10時30分に東急目黒線不動前駅改札前に集合し、

商店街を抜け五百羅漢寺に向かいました。

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商店街を抜け、蛸薬師(成就院)を左手に見ながら右に曲がると

最初の目的地の五百羅漢寺が見えてきます。

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五百羅漢寺は、元禄年間に製作された釈迦三尊及び羅漢像(本堂)と

羅漢群像(羅漢堂)が安置されており、見る者を圧倒します。

当日は、らかんさんまつりが行われていて、たくさんの方が来られて盛り上がっていました。

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次に五百羅漢寺の脇から、江戸城の裏鬼門封じの霊場として

名高い瀧泉寺(目黒不動)に向かい、三門の前で昼食のため一旦解散しました。

昼食後、蟠竜寺に向かうため瀧泉寺を登り左手奥を進み

裏手の銅造大日如来坐像の前を通り丘越え?をしました。

銅造大日如来坐像の腰のあたりに修復の後があります。

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武蔵野丘陵の端?を下ると、次の目的地の蟠竜寺の近くに出てきます。

蟠竜寺には、平安末から鎌倉期にまで遡ると考えられる阿弥陀如来像が所蔵されており、

木造弁財天や石像弁財天も所蔵されております。

和尚様には、お忙しい中お時間を作っていただき拝観させていただいたうえ、

いろいろとおもしろいお話をお聞かせいただき、本当にありがとうございました。

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最後の目的地の大圓寺には、行人坂の勾配が厳しいため

あえて目黒新橋?の方から遠回りをして向かいました。

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大圓寺は清涼寺式釈迦像の摸刻像としては国内最古と考えられる

鎌倉時代の釈迦如来立像や平安時代にまで遡る十一面観音立像、

ご本尊の来迎阿弥陀三尊像など数多くの仏像が所蔵されており仏教美術の宝庫です。

境内には、釈迦三尊像と石仏五百羅漢像もありました。

特に十一面観音立像の美しさには、心を奪われるようでした。

また、和尚様に隅から隅までご解説いただいたうえ、

雅叙園と関わる非常におもしろいお話もお聞かせいただきました。

和尚様、長い時間ご解説等本当にありがとうございました。

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今回のフィールドワークは、ここで解散。

解散する頃には、曇りどころか青空もでてきて汗ばむくらいでした。

少し予定時刻より遅くなりましたが、無事終了しました。

先生、受講者の皆さん、和尚様、大変お疲れ様でした。

ご協力有難うございました。