日帰り美術観照スタディ・ツアー
5月31日は、B-18 日帰り美術観照スタディ・ツアー 神奈川の仏像Ⅱ -横須賀に仏像を訪ねて-の開催日でした。(以前にこのブログでも報告しました、平成20年度第2クール B-17日帰り美術鑑賞スタディ・ツアーと同じコースです。)
今回も「B-19 日帰り美術観照スタディ・ツアー」と同様に、本学文学部・短期大学部講師の工藤健一先生に解説していただきながら、横須賀市内の仏像を観照するツアーです。
今回のツアーは、雨天の場合順延になるため、お天気が心配で、天気予報から目が離せませんでした。前日の予報では、神奈川県東部は、曇りのち雨で、どうなるものかと心配でしたが、当日は太陽に恵まれ無事開催できました。横浜・川崎の一部は、かなり雨が降ったそうで非常に幸運でした。
まずは、11時40分にJR逗子駅東口に集合して、バスに乗り、専福寺・観音堂へ。
専福寺さんを拝観した後、観音堂に向かいました。
≪観音堂≫
木造十一面観音菩薩像
寺伝および(新編相模国風土記稿)によれば、もと付近に存在した糟屋兵部少輔藤原清承開基になる観妙(明)寺の本尊像であったといわれています。
平成12(2000)年3月10日 市重要文化財に指定。
お昼を取るために天神島に移動しました。
≪天神島≫
晴天なら、この方向から富士山が見えるそうですが、残念ながら今回は見えませんでした。
「横須賀市自然博物館附属・天神島臨海自然教育園」もあります。
南方系海浜植物であるハマオモト(ハマユウ・浜木綿)の分布の北限地として神奈川県の天然記念物に指定されています。
天神島周辺には、地魚を食べられるお店が沢山あり、おいしい地魚を食べられるそうです。大楠港近くには、非常に新鮮でおいしい生魚を販売している魚屋さんもありました。
天神島の天満宮にも寄らせていただきました。
次に、十二所神社・淡島神社に向かいました。
≪淡島神社≫
縁結び、安産の神として信仰を集める神社です。
毎年3月3日に祭礼が行われており、「流し雛」も行われます。
最後に今回の目玉、浄楽寺に移動し、本尊の阿弥陀三尊像(運慶作:国重要文化財)を見せていただきました。
≪浄楽寺≫
文治5(1189)年鎌倉幕府侍所の初代別当和田義盛の創建。
残念ながら、阿弥陀三尊像をお見せすることはできませんが、実物は、写真とは全く違い圧倒的な存在感で非常に美しい造形でした。
ご参加していただいた受講者の皆さん、ありがとうございました。
不慣れな点も多々あったかもしれませんが、秋から始まる第2クール以降も同様の講座を企画していますので、是非ご参加をお待ちしています。