現在、地下書庫のカビ汚染本を清掃中です
ここ数年の間、なんとか食い止めてきたカビ汚染も、今年は空調管理が行き届かなかったために再発してしまいました。大発生です
今回は職員では対応しきれず業者委託に踏み切りました。
地下書庫の様子は・・・
天井から床までビニールで養生されていきます
拭き取る際にカビが飛散しないように、このビニールの中で作業を行います。
歩くたびにビニールがざわざわ~とすごく揺れるのです。
普段意識していませんが、人が歩くと空気がすごく揺れているんだなぁって感じます。
空気が揺れる=その風でカビ菌が蔓延する、となるわけです。
このビニールの中はというと、こんな具合になっています。
奥に見える四角い箱は、空気清浄器の役割を果たすユニットです。
(始めは真っ白だったフィルターが、いつの間にか灰色になっています)
カビ菌を吸い込み、きれいな空気を排出します。
その空気は窓から外へ・・。
ビニールの中はアルコール消毒の臭いがしました。
本のカビ用に配合されたエタノールで一冊一冊拭き取りを行っていきます。
とても大変な作業です
こんなカビもきれいにふき取ってもらいます。
本、書架、書架の天を消毒します。
そして天井の空調機から空気が出てくるアネモ(天井についてるドーナツみたいな穴のことです)には、カビが生えないように、コーティング剤を塗布しています。
コーティング剤は、爪に塗るマニキュアのような感じです。塗布するとピカピカになりました。
この後は、サーキュレーターを設置したり、燻蒸をしたりと、まだまだ続きます。作業は始まったばかりです
(kt)