毎週金曜から木曜まで、図書館1階カウンター前の本棚に、
新しく所蔵された資料が展示しています。
人はそれを「新着図書コーナー」と呼びます
コーナーの中から、何冊かピックアップして紹介しています。
今回紹介する図書は、
著者は序章で11の質問を投げかけています。
例えば、
『あなたは「脳死」は人の死だと思うだろうか?』
『あなたはクローン動物をはじめて見た時、どう思っただろうか?』
なかなか重い問題・テーマですね。
あまりに難しいので、いったん棚上げしそうになるけど、
誰もが考えなければいけない問題ですね。
このシリーズ(「14歳の世渡り術」)は、
『中学生以上、大人まで。』を対象にしています。
つまりは、とても読みやすいです。
ですが、「これが答え」というようなものは書いていません。
そして、シリーズのキャッチフレーズは、
『知ることは、生き延びること。』
『未来が見えない今だから、「考える力」を鍛えたい。
行く手をてらす、人気書き下ろしシリーズ』
まずは知って、考えてみましょう。
今日、答えがでなくても、“明日”の助力になるかもしれません。
一読をおすすめします。
「遺書 : わたしが15歳でいじめ自殺をした理由 / 小森美登里著」
70ページにも満たない本です。
文字が大きく、行間も大きく取ってあります。
すごく読みやすそうで、すぐに読み終わってしまいそうです。
でも、そうはいかないのです。
パラパラと簡単に読みすすめられないです。
もう目が、目がぁ・・・という感じです
(決して「バ●ス」が唱えられたム●カではありません)
それまでの毎日の生活や、思いを、
家族の気持ちや残された時間を想像すると、
もう目から涙があふれ止まりません・・・(決して加齢のせいだけじゃないはず)
『お涙ちょうだい』で書かれた本ではありません。
どの立場の人であれ、
いじめについて考えてみる、
そんなきっかけになればと思います。
本書は、著者が仕事で依頼された書評や解説をまとめています。
『うつ化社会の処方箋』『生きづらさを感じた時の読書術』の2章になっています。
こういう本を読むと、
普段読まないようなジャンルでも、興味をひかれて読んでみようかなと思います。
そこから、新しい世界が広がったら、楽しいですよね
もちろん読んでみたけど、自分には合わないと思う時もあります。
そういう時は、毛嫌いすることなく、
【まだ読む時期じゃないんだな】と思って
後々読み直してみると、意外と発見があるものです。
そんな機会をこのブログでも提供できればなぁとは思っていますが、
あまり上手には紹介できていないのが現状ですね
さて、著者も書いていますが、
「日常を離れよ、本を読もう」
時には、普段読む本から外れて、違うジャンルに挑戦もおもしろいかもです。
レファレンスカウンターに鎮座まします「つるたん」
では、また来週も新着図書コーナーから本を紹介したいと思います。
お楽しみにぃ
(tam)