今年も、日本文学科をはじめ、ドキュメンテーション学科と文化財学科で貴重書を購入しました。年度の切り替わる前に、今年度入った貴重資料を一点ご紹介します。
今回は、斎藤茂吉旧蔵の金槐和歌集です。
この資料は、本学教授の話によれば、金槐和歌集に賀茂真淵が評語を書入した本を、江戸時代に写したものとのこと。
印記を見ると、茂吉が旧蔵者であることがわかります。
参考までに、右側の「篁園文庫」というのは、新編蔵書印譜を見ると、竹内篁園の印であることがわかります。有名な収集家であったようです。
この金槐和歌集以外にも、今年、斎藤茂吉の旧蔵資料がたくさん入りました。ほぼ全部、金槐和歌集関連ですが、興味がありましたらOPACで引いてみてください。
(K.I.)