■ 担当科目
生涯学習概論
■ 氏名
片岡 了
■ 所属
明治大学講師
■ 受講生へのメッセージ
生涯学習の主人公はほかでもない自分自身です。生涯学習を支援する側に立つ図書館員をめざす人であっても、一人の社会人として学ぶことで得られる、支援される側の経験も貴重な財産になるはずです。自らの学習経験をもとに、相手の立場に立って支援することができれば、よりよい図書館サービスが行なえるのではないでしょうか。さらに、支援する・支援される関係を固定化せず互換的関係を築いていくことも生涯学習の課題です。
また、図書館員をめざす人の中には「本」が大好きな人が多いと聞きます。作品を介して作者と読者との間に出会いが生まれるように、本を通して利用者と図書館員との間に交流が起きることもあります。図書館はコミュニケーションの場となり、「本」が好きな人は、同時に「人」が好きな人でもあってほしいと願います。
生涯学習の理解をもとに、利用者の学びを支えながら、自らも学びつづける図書館員を目指してください。