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2012年11月26日 (月)

B-24歴史と文化 さまざまな鎌倉Ⅰ フィールドワークⅢ

 今回(11月3日(土))のフィールドワークⅢは、長谷駅より極楽寺坂切通し、大仏切通し、

化粧坂切通しなどを巡る一日で、最後のフィールドワークでした。

 この講座は本学文学部文化財学科が担当、フィールドワークは本学文学部文化財学科

実習助手の福田先生がご担当頂きました。

 当日の天気は曇りのち晴れ、絶好のフィールドワーク日和でした。

 集合は江ノ電長谷駅10時、今日の行程説明を受け、極楽寺坂切通しに向かいます。

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 途中、今話題のフジテレビ系で放送されているドラマのロケ地、御霊神社①(通称(鎌倉)

権 五郎神社)や星の井②(鎌倉十井の一つ、井戸の中に昼間も星の影が見えたとか・・・・。)

を見なが散策しました。

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 いよいよ極楽寺坂切通し①です。鎌倉の最も西南に位置した切通しで(由比ガ浜方面へ抜ける道)、

今でも由比ガ浜が望め②ます。

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 坂を下りて左側に史跡上杉憲方の墓(南北朝・室町時代の武将で、三代鎌倉公方足利氏満

の下で関東管領を務める。)を見学しました。 7層塔が上杉憲方で、5層塔な妻墓・・・?

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 次に極楽寺駅を左手に見ながら①、導地蔵前②で説明を受けます。

 導地蔵は兵火によって当時の地蔵像は存在しません。現在の像は室町時代の作と伝わります。

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 次に大仏坂切通しに向かう途中、月影地蔵に寄り説明を受けます。

 この地蔵は、もとは月影ヶ谷の阿仏尼(十六夜日記の著者)邸にあった地蔵を移したので

この名がついたそうです。

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 山沿いの住宅街をとおり、トンネル①を抜け、大仏坂切通し入口の「火の見下」②に向かいます。

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 県道鎌倉藤沢線沿いの「火の見下」より本日メインの大仏坂切通しに向かい①ます。

途中入口の石切場(鎌倉石の採掘跡)②を見学し大仏坂切通し③に入ります。

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 いくつかの難所を通り抜け、切通し散策します。

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 また、ひと昔前まで使用していた切通し跡が一部残っている場所で説明を受けました。

 ※現在の道路開通に伴い破壊された切通しです。

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 無事大仏坂切通しを抜け、大仏ハイキングコースに入り幾つかの難所①②を通り抜け、

高台から由比ガ浜を望み③ひと休みし、昼食予定地の源氏山公園に向かいます。

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 昼食地点の源氏山公園に到着し、日野俊基墓①を見学し、空より餌をねらうトビ②に気を

つけながら葛原岡神社辺りで昼食に入ります。

 また葛原岡神社前では写真展や市民の方?が打楽器の演奏を行っていました。

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 昼食休憩後、本日最後の化粧坂切通し、海蔵寺へ向かいます。

 途中、過去に散策した超難コース①見ながら進みます。

 3・4年前に来たときより、化粧坂切通し②~④の岩が削られ段差がきつくなっていました。

数年後は、通行禁止になるかも・・・

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 海蔵寺に向かう途中に、鎌倉らしく「流鏑馬(やぶさめ)の教室」武田流弓馬道教場を右手に

見ながら進みます。

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 いよいよ最終地の海蔵寺①に到着。仏殿・本堂の中庭②で縁起を受け、以前鶴見大学文化

財学科で修復「やぐら」③の「人頭蛇身の宇賀福神」④を散策し、庭園⑤を拝見しました。

 ※「やぐら」鎌倉を中心して点在する墳墓。丘陵山腹を掘って造られる。

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 また「やぐら」の形が窺える十六井戸見学し、海蔵寺を後に。

 十六井戸:窟の中央に石造の観音菩薩像をまつり井十六がおのおの清冽な水をたたえてい

  るのにその奈をちなむ。

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 帰路の途中、阿仏尼の墓と伝わる供養塔(層塔)①を見ながら壽福寺境内②で解散しました。

 その後、北条政子の墓と伝えるやぐらと五輪塔を希望者の方のみで散策しました。
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 平成24年度 B-24「さまざまな鎌倉 Ⅰ」のフィールドワークは無事終了いたしました。

 ご受講いただきました皆様、ありがとうございました。

 次年度のご受講をこころよりお待ちしております。