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2011年7月 1日 (金)

B-19 横浜はじめて物語 フィールドワーク2

6月30日(木)は、B-19 横浜はじめて物語 ラブリー横浜散策 の

フィールドワーク2 戸部散策 の開催日でした。

この講座は、『横浜』を講義で学び、フィールドワークで実感する講座です。

講師は、横浜ボランティアガイド協議会会長の嶋田昌子先生です。

パンフレット内容はこちら【PDFファイル】)

 

今回のテーマは幕末に東海道と横浜港を結ぶ為に作られた「横浜道(よこはまみち)」。

10時に横浜駅を出発し、野毛を目指して歩きます。

 

まずは、横浜駅からホテルベイシェラトンへ。

目的はホテルと地下街の間に展示されている『横浜スカーフ』の展示です。

横浜港からは多くのシルク製品が輸出された歴史を確認しました。

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再び地上へ出て、『新田間橋』へ。

この橋は横浜港と東海道を結ぶ横浜道の最初の橋。

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次は元平沼橋へ。

こちらが横浜道に架かっていた橋「平沼橋」でしたが、

現在その上に架かる橋に名を譲り、『元平沼橋』と改称されました。

当時の橋は関東大震災でほとんど落ちてしまい、

現在の橋は震災後に架けられたものだそうです。

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現在の平沼橋を渡って、平沼商店街を抜け『2代目横浜駅』の遺構を見学。

1代目は現在の桜木町駅。

2代目として建設された横浜駅でしたが

関東大震災で火災に見舞われ取り壊されたそうです。

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岩亀横丁や岩亀稲荷を通って、『掃部山公園』へ。

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ここには開港に深く関わる井伊直弼の銅像が立っています。

開港50年の記念として、公園を作り銅像を立てたとのこと。

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公園から横浜能楽堂を通り、

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坂を登って「関東のお伊勢さん」と称される『伊勢山皇大神宮』に参拝。

この日はちょうど夏の大祓いが行われるところで、境内には茅の輪がありました。

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さらに進んで野毛の『成田山横浜別院』へ。

現在はビルが立ち並び遠くに観覧車が少し覗く程度ですが、

以前はここから港が見下ろせたそうです。

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最後は、横浜市立中央図書館の前で、本日のまとめを聞きました。

当時、横浜道を通って多くのモノや人が往来しましたが、

その中にはコレラ・ペスト・天然痘などの多くの病もあったそうです。

そうした病気の治療に当たったのは、

現横浜市立大学医学部付属病院の前身となった「十全醫院」で、

現在の野毛山公園の場所にあったとの解説を受け、

「横浜道」を歩くフィールドワークは終了しました。

 

この日は天気も良く気温も高かったので、汗だくになりながらの行程でしたが、

およそ3時間、充実した講座となりました。

講師の嶋田先生、受講生の皆様、お疲れ様でした。