日帰り美術観照スタディ・ツアー -伊勢原の仏像-
鶴大広報ブログでは、生涯学習セミナーのフィールドワークの様子をお伝えしています。
今回は、4月18日(日)開催の鶴見大学生涯学習セミナー 平成22年度第1クール、
B-19 日帰り美術観照スタディ・ツアー 神奈川の仏像IV ~伊勢原に仏像を訪ねて~
の様子をお伝えします。
この講座は、平成21年度第2クールと同じコースです。(前回の様子はこちら)
前日は季節はずれの雪にも関わらず、当日は大変いい天気。
伊勢原の駅より「日向薬師」行のバスに乗り込み山道を走ること20分
表参道の入口に到着。
参道に入る前に白髭神社に立ち寄る。
白髭神社は、ここに逃れて住み着いた高句麗の王若光を祀ったのがはじまり。
本殿は茅葺で、低い位置にある木鼻の獅子が素敵な趣のある神社。
そこからひたすら山道登って日向薬師に向かう。
途中、仁王像が並び立つ山門を抜けて日向薬師の本殿へ。
朱塗りの鮮やかな本殿。こちらも見事な木鼻が眼に留まる。
宝物殿の方から貴重なお話を伺う。
国指定重要文化財・木造薬師如来坐像、その両脇に立つ日光・月光菩薩立像
同じく木造阿弥陀如来坐像を観る。
また同じく、木造四天王立像・木造十二神将立像は、全国的にみても木造のものでこれだけ揃っているのは珍しいとのこと。
仏像観照の後はお花見気分で昼食
ソメイヨシノは散っていたが、八重桜が満開。
昼食後はバス停に戻る。
バスに乗って「台久保」(「道灌塚前」よりこちらで下車したほうが近い)で下車。
太田道灌の胴塚を訪ねる。
有能さを恐れた主人に暗殺されたそう。
胴塚の前の巨木の切り株にフタ(帽子?)をしている。
樹木とお墓(鎮魂)は深く関係があるそうで、ここにも立派な銀杏の木などがあった。
道灌と関係の深い山吹も満開。
道々、春の花々に癒されながらのフィールドワークだった。
寒すぎず暑すぎずで、フィールドワークにはもってこいのいい気候の中、
何事もなく無事終了した。
次回のフィールドワークの報告は、
4月25日(日)開催の、B-18 鎌倉の「戦場」を歩く の
フィールドワーク(1)二俣川古戦場をお伝えいたします。
お楽しみに。