中世都市「鎌倉」の内と外:フィールド・ワークⅡ
5月17日はB-16 中世都市「鎌倉」の内と外のフィールド・ワーク(FW)の開催日でした。
今回はFWⅡ『鎌倉の東‐称名寺・金沢文庫』です。
金沢八景駅から六浦道を歩いて鼻欠地蔵へ。
鎌倉の朝比奈切通しがすぐそこにあります。
鼻欠地蔵とは、像の高さが4m余りのお地蔵様の磨崖仏で、風化して鼻が欠け落ちたため、このように呼ばれたそうですが、
現在では、風化が進んで輪郭がわかる程度になってしまいました。
『新編鎌倉誌』には、武蔵国と相模国の境界にあるため、
「界(さかい)地蔵」と言われたと書かれているそうです。
いったん戻り、金沢八景駅近くの上行寺東遺跡へ。
ここは、マンション建設時の発掘調査で出てきた遺跡で、本来の遺跡の場所には現在、マンションが建っています。
上行寺東遺跡は、遺跡の一部をプラスチック製で復元したレプリカ(右写真)だそうです。
源頼朝が三島神社を勧請して創建された瀬戸神社、
平潟湾と瀬戸の内海をつなぐ狭く流れが急な海路の難所にかかる橋、瀬戸橋を渡り、
「明治憲法起草の地」の碑の横を通って称名寺へ到着。
称名寺は、北条実泰の子、実時の創建した金沢北条氏の菩提寺です。
境内は、鎌倉時代を代表する浄土庭園として有名。
橋を渡り、称名寺金堂、金沢貞顕御廟へ。
御廟は称名寺裏手にあります。
称名寺のあとは、金沢文庫を見学。
この日は雨の予報で、15時ごろの解散時には雨が降っていましたが、
FW中はなんとか・・・少し風は強かったですが・・・降られませんでした。
受講者の皆さんと引率した広報課員の日頃の行いの賜物ですね。
次週、5月24日(日)にFWⅢが行われます。
受講者の皆さん、よろしくお願いいたします。