中世都市「鎌倉」の内と外:フィールド・ワークⅢ
5月24日(日)はB-16 中世都市「鎌倉」の内と外のフィールド・ワーク(FW)の開催日でした。
今回はFWⅢ『鎌倉の西‐江ノ島・遊行寺』です。
左上の写真は、江ノ島神社に参拝する人のための
道しるべ『江の島弁財天道標』です。
藤沢市内にある十余基が
市の重要文化財に指定されています。
火成岩製で、前面に「ゑのしま道」、
横面に「一切衆生」「二世安楽」と刻んであります。
この日は、残念ながら、
引率した広報課員の祈りもむなしく雨でした。
【龍口寺】
日蓮宗のお寺で、
文永八年(1271)年九月十二日の
竜口法難の霊跡。
日蓮の没後、
霊跡記念のため、
延元二(1337)年、草庵を開いたのが始まり。
右上の写真は江ノ島神社の辺津宮。
水無月大祓式のためでしょうか、
茅の輪がありました。
左下の写真は、山ふたつ。
江の島を二分していることから。
右下は江の島の猫。
毎日いいものを食べているのか、でっぷりしてます。
ここで、いったん解散して、
各々、昼食をとったり、江の島を見て回ったり、自由行動です。
猫たちに負けじと、
先生方と一緒に “いいもの” 食べました。
午後は、藤沢へ。
時宗総本山遊行寺(写真左上)。
本来は 『藤澤山無量光院清浄光寺』 という名前だそうです。
時宗の法主が遊行上人と呼ばれることから、
通称 『遊行寺』 と呼ばれるそうです。
写真右上は 『義経の首洗い井』
写真下のふたつは、源義経を祭る白旗神社。
こちらは、先に行われた、
B-19 日帰り美術観照スタディ・ツアー 神奈川の仏像Ⅲ-藤沢に仏像を訪ねて-
でも訪れました。(その時の報告ブログはこちら)
今回の講座はB-16 中世都市「鎌倉」の内と外
鎌倉の『内』に入ることを許されなかった日蓮宗(龍口寺)や源義経(白旗神社)、
西の境界を見てきました。
平成21年春の『鎌倉』講座のフィールドワークは今回で最後です。
座学での講座は、6月20日まで続きます。
秋以降も同様の講座を企画していますので、お申し込みいただければと思います。