平成21年3月21日(土) 春の学校見学フェア 

担当 片山倫太郎(近代文学・川端康成)

芥川龍之介『羅生門川端康成『雪国太宰治『人間失格』の3作品の冒頭部分を取り上げました。みなさんはどのように小説作品を読みますか。小説のおもしろさは、ストーリーだけでなく、表現の工夫にもあります。とくに作品の冒頭は、小説家が苦心して工夫する部分です。『羅生門』の冒頭にはなぜ「蟋蟀」が登場するのでしょう。『雪国』の冒頭を映像にしようとしたとき、あなたはどこにカメラを据えますか。『人間失格』の主人公は自分を「道化」であると言っています。「道化」とは嘘つきかもしれません。「嘘つきのパラドックス」でしょうか……。小説の仕掛けをいろいろとお話ししました。

鶴見大学文学部 日本文学科

昔話の不思議

2009/03/23

平成21年3月21日(土)  春の学校見学フェア

担当 新沢典子(上代・万葉集)

「昔話の不思議」と題したミニ講義です。幼い頃より馴れ親しんでいる昔話ですが、考えてみると、理解しにくい点も少なくありません。なぜ桃太郎は川の上流から流れてくるのか、なぜ浦島太郎は急に年をとるのか、等々。授業では、古事記に描かれた神話を読み解きつつ、昔話に出てくる不思議な現象の意味について解説しました。おとなしく熱心に聞いて下さってありがとうございました。今後も、身近な話題を交えつつ、上代文学の世界をご紹介していく予定です。興味のある方は、オープンキャンパスの日程をチェックの上、どうぞ足をお運び下さい。

鶴見大学文学部 日本文学科

百合丘高校

2009/03/19

平成21年3月19日(木) 神奈川県立百合丘高等学校 2年生 21名

担当 佐藤かつら(近世文学・演劇)

暖かくとてもよいお天気の中、県立百合丘高校にうかがいました。2年生を対象とした「文学」の出張講義として、今回は「歌舞伎」を取り上げ、歌舞伎とはどんなものなのかということを中心に、大学での研究のとりかかりについても少し触れる形でお話をしました。「義経千本桜」の四段目、狐忠信の登場する場面を題材に、源義経の悲劇や狐の親子愛、歌舞伎の表現、といったことをお話しました。生徒さんたちは1年生の時に歌舞伎鑑賞教室にもいらしたことがあるとのことで、とても熱心に50分間の授業を聞いてくれました。ありがとうございました。ぜひ、ご自分の進路のために、いろいろなことに興味を持ち、吸収していっていただきたいと思います。

鶴見大学文学部日本文学科

綾瀬高校

2009/03/19

平成21年3月18日(水)綾瀬高等学校 2年生 11名

担当 高田信敬(中古文学・源氏物語・書誌学)

暖かく上々の晴天、と言いたいところですが、杉花粉に黄砂が加わり大変でした。文学・語学の系統別説明を行ったあと、大学で学ぶ具体例として、『百人一首』の中からホトトギスを捜すミニ講義。B4版より大きい本から手のひらに入ってしまう豆本まで、江戸時代の書物を実際に見てもらいました。どの場所にホトトギスの絵を描くか、画家の工夫に一年生のみなさんは驚かれたようです。ちなみに『百人一首』には、ホトトギスは一羽しかいません。

鶴見大学文学部 日本文学科

三浦高校

2009/03/17

平成21年3月12日(木)三浦高等学校 1・2年生 22名

担当 片山倫太郎(近代文学・川端康成)、松本文子(書道・書教育)

よい天気で、鮮やかな緑の人工芝の上での朝の部活が終わる頃にお訪ねしました。校長先生が「新三年生」「新二年生」といわれたのが印象に残りました。先生方が見守る中で、生徒さんたちは時間を守ってきびきびと過ごしていました。前半は「文学部」とは文字情報を対象に人間を探求する学部であることを、また「走れメロス」を例に中高の国語と大学での文学研究の違いをお話ししました。後半は平安時代にできた「古今和歌集」に奈良時代の「万葉集」のことが書かれているのを、江戸時代の人が写した「古今和歌集」の古筆切の実物を読んで、実感してもらいました。よく話を聞いてくださって、どうもありがとうございました。日本文学が好きな人は、国語や英語の他に、日本史の授業もがんばってください。

鶴見大学文学部 日本文学科