春二題【事務局だより】
中世の城跡にカタクリ探訪。
薄ら寒い曇り空の下に開く春の王冠、でしょうか。
英語ですと、spring ephemeral か dogteeth violet.
後のは、なんとも無粋。
はかない花ですが、その毅然たる姿に見とれます。
打ち合わせのために本郷へ出かけ、肥後椿を頂戴しました。
働き者の担当理事が研究室へ戻り、青白磁に生けたところです。
南宋の器と思います。釉調がやや堅いので、元かもしれません。
くださった会員のご母堂が、熊本のご出身とか。
肥後椿は細川藩の時代から好まれた品種です。
新規の会員証は、4月になりましたらお手元に届くかと存じます。
なお、一部の会員には講座のご案内が遅れ、申し訳ございません。
十分なお世話も出来ませんでした。
長期にわたりご声援くださいましたこと、御礼申し上げます。
紫式部学会事務局