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2017年3月

2017年3月26日 (日)

春二題【事務局だより】

中世の城跡にカタクリ探訪。

薄ら寒い曇り空の下に開く春の王冠、でしょうか。

英語ですと、spring ephemeral か dogteeth violet.

後のは、なんとも無粋。

はかない花ですが、その毅然たる姿に見とれます。

Photo さて、今日にて本年度の講座は終了。

打ち合わせのために本郷へ出かけ、肥後椿を頂戴しました。

働き者の担当理事が研究室へ戻り、青白磁に生けたところです。

南宋の器と思います。釉調がやや堅いので、元かもしれません。

くださった会員のご母堂が、熊本のご出身とか。

肥後椿は細川藩の時代から好まれた品種です。

4新規の会員証は、4月になりましたらお手元に届くかと存じます。

なお、一部の会員には講座のご案内が遅れ、申し訳ございません。

十分なお世話も出来ませんでした。

長期にわたりご声援くださいましたこと、御礼申し上げます。

紫式部学会事務局

2017年3月18日 (土)

ゆかり【事務局だより】

と申しましても、梅干しと一緒に漬け込んだシソのことではありません。

雑木林へ出かけ、日だまりに可憐な花を見つけました。

枯れ葉にまじって咲いています。

Photo スミレは源氏物語に登場しませんが、古典和歌の大切な素材です。

「武蔵野や草のゆかりの色ながら人にしられずさくすみれかな」

花は、源氏物語に縁のある色に咲きます。

新年度の講座の前に、歌をたくさん読まれてはいかが。

(勿論「詠まれる」のも結構です)

物語の理解がきっと深まるでしょう。

紫式部学会事務局

2017年3月 5日 (日)

花を待つ【事務局だより】

今年は桜が早いとか。

『桜品』の時代から、品種の多いことはよく知られておりました。

明治の資料に「御衣桜」が出てきます。

花は淡緑、とありますので、現在「御衣香」と言われるものでしょう。

ここで秀抜な花見の絵、これも明治の資料です。

Photo 文政(1818~1830)頃に設定、背景が桜。

山の古社寺に詣で、桜をめでる風情が描かれます。

藍色の傘・桜の薄紅・和服の文様・朱の柱の対比は、冴えた造形感覚。

絵師の名前を柱に書き込む趣向もなかなかのものです。

水野年方(1866~1908)の作、『三十六佳撰』から採りました。

新年度の源氏物語講座、第1回は5月です。

ゆっくり花を楽しまれ、葉桜の頃会場へお越しください。

紫式部学会事務局