涼風【事務局だより】
梅雨明けの後、またあやしげな空模様続きです。
水田を渡る風がとても涼しく感じられました。
ただし、豊葦原瑞穂の国健在であったころの話。
平安時代の人は、池の面を吹く風が気に入っていたようです。
「風ふけば蓮の浮葉に玉こえて涼しく成(なり)ぬ日暮(ひぐらし)のこゑ」
金葉和歌集夏の巻、 右から4行目です。
和歌を読んで、蓮の花賞翫に出かけたくなりました。
さて、紫式部学会の運営に大きく貢献された池田利夫博士は、
平安文学研究の大家でいらっしゃいました。
博士の『かたい話てんでん』を7名の方に差し上げます。
軽妙洒脱にして才気あふれる名文と豊かな学識が、小冊子に結実。
以下の要領で、ご応募ください。
*国文学に関心のある方でしたら、どなたでもどうぞ。
*葉書に住所・名前・『かたい話てんでん』希望の旨をお書きください。
*締め切りは、8月20日(土)必着。以下の宛先まで。
230-8501
横浜市鶴見区鶴見2-1-3鶴見大学文学部日本文学科内
紫式部学会事務局「かたい話」係
*応募者多数の場合は理事立ち会いのもとに厳正な抽選を行います。
当選された皆様に小冊子をお届けいたします。
残念な結果となった方には特にご連絡いたしません。
限定出版かつ市販されておらず、珍しいと思います。
「やわらかい話」もまじった楽しい本です。
では、ご応募をお待ちしております。
紫式部学会事務局