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2016年7月

2016年7月22日 (金)

涼風【事務局だより】

梅雨明けの後、またあやしげな空模様続きです。

水田を渡る風がとても涼しく感じられました。

ただし、豊葦原瑞穂の国健在であったころの話。

平安時代の人は、池の面を吹く風が気に入っていたようです。

Photo「風ふけば蓮の浮葉に玉こえて涼しく成(なり)ぬ日暮(ひぐらし)のこゑ」

金葉和歌集夏の巻、 右から4行目です。

和歌を読んで、蓮の花賞翫に出かけたくなりました。

さて、紫式部学会の運営に大きく貢献された池田利夫博士は、

平安文学研究の大家でいらっしゃいました。

博士の『かたい話てんでん』を7名の方に差し上げます。

軽妙洒脱にして才気あふれる名文と豊かな学識が、小冊子に結実。

Photo_2 後ろ表紙の一部です。好んで装丁もされました。

以下の要領で、ご応募ください。

*国文学に関心のある方でしたら、どなたでもどうぞ。

*葉書に住所・名前・『かたい話てんでん』希望の旨をお書きください。

*締め切りは、8月20日(土)必着。以下の宛先まで。

230-8501

横浜市鶴見区鶴見2-1-3鶴見大学文学部日本文学科内

紫式部学会事務局「かたい話」係

*応募者多数の場合は理事立ち会いのもとに厳正な抽選を行います。

 当選された皆様に小冊子をお届けいたします。

 残念な結果となった方には特にご連絡いたしません。

限定出版かつ市販されておらず、珍しいと思います。

「やわらかい話」もまじった楽しい本です。

では、ご応募をお待ちしております。

紫式部学会事務局

2016年7月12日 (火)

夏の色【事務局だより】

四万六千日は、暑さもひとしおでした。

桂文楽の「舟徳」は、夏景色を描いてさすがに名人芸。

浅草へ参詣の方から、お土産にホオズキを頂戴しました。

古伊万里染付の7寸皿に載せて、お目にかけます。

清涼感あふれる器と鮮やかな朱、いずれも夏らしい色合いです。

Cimg76627寸の皿から、ホオズキの立派さをご想像ください。

昔の実はずっと小さいものです。

「大きにてよき物…ほほづき」と書いた清少納言が喜びそうな迫力。

源氏物語には、玉鬘をこの植物に喩えています。

ちなみに「鬼灯」の表記は、「酸漿」より新しそうです。

なお、9月の講座に日程変更がございます。

しばらく先のことですので、時期が近づきましたらご案内します。

紫式部学会事務局

2016年7月 3日 (日)

技術【事務局だより】

暑くなりました。

葉陰に青梅の実るころ、風情ゆたかな和菓子を染付の皿に載せてみます。

手触りも薄紅の色づき方も、そっくり。

それでいて生々しい写実とはならず、親しみやすい仕上がりです。

これ見よがしのリアルさを追求するなら、どこまでも可能でしょう。

食べ物にふさわしいところでとどめる節度と配慮。

これも、大切な技(わざ)です。

Cimg7657_2 器は清朝の早い頃、南方の窯だと思います。

さて、本年度新規会員登録のお済みでないみなさんへ。

次回(7月31日)の受付にて手続きをお願いします。

ご都合のつかない方は、ご一報ください。

事務局は、担当理事一人で切り盛りしています。

お電話に出られないこともございますので、ご連絡はお葉書・お手紙にて。

紫式部学会事務局