ライトノベル

2010年2月10日 (水)

ライトノベルのコーナーの運用

2010年1月8日から,ライトノベルなどの読みやすい小説をコーナーとして新設しました。このコーナーについて,図書館では以下の3点を検討したうえで運用しています。

1) コーナーとして独立させるのか?

本学の図書館では,図書や製本雑誌を含めて,毎年2万冊の資料を受け入れています。増加する資料を配架するため,慢性的な書架スペースの不足に悩まされているのが現状です。そのため,この機会に新たなコーナーとして書架を増設しました。

2) コーナーの名称をどうするのか?

妙案がありませんでしたので,文庫,新書などのコーナーと同様に,単純に資料の種類をあらわす名称をそのまま用いて,ライトノベルのコーナーとしました。

3) どのような種類の図書を配架するのか?

学生選書ツアーで選ばれた「電撃文庫」,「富士見ファンタジア文庫」,「角川スニーカー文庫」,「MF文庫J」などのライトノベルを中心とした,読みやすい小説を配架しました。

図書館利用促進活動のため新しいコーナーを設置するにしても,検討すべき事項をクリアしたうえでサービスを開始しているわけです。

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ライトノベルのコーナー(2010年2月9日撮影)

[T.H.]

2010年1月 8日 (金)

ライトノベルコーナーを新設

2010年1月8日から,ライトノベル(注1)のコーナーを新設しました。2階への階段の左側,新書コーナーの反対側です。

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学生選書ツアー(注2)によって選ばれた図書を中心に,ライトノベルなどの読みやすい小説をコーナーとして独立させました。図書館への来館者数と貸出冊数を増加させ,図書館サービスのさらなる活性化に向けた展開が狙いです。


(注1) ライトノベル

ライトノベルとは,中高生向けの娯楽小説のことで,1)マンガ・アニメ調のイラストを多用していること,2)ファンタジックな要素が登場すること,3)「ライトノベル」レーベルから出版されていること,4)キャラクターが物語の中心になっていること,などの特徴があるとされています。また,近年は,ライトノベルの裾野が広がり、読者・年齢層,作品傾向・形態,作家側の意識も変化しています。(榎本秋. ライトノベル文学論. NTT出版, 2008. p.9,50)

活字離れが進行する中で,「一般小説」は読めないけれど「ライトノベル」なら読めるという流れがあり,さらに,ライトノベルより手軽に読める小説として「ケータイ小説」も登場しています。(同  p.60)

(注2) 学生選書ツアー

図書館では,学生の皆さんが直接書店に出向き,読みたい本,図書館に備え付けてほしい本,友達に読んでもらいたい本などを選ぶ学生選書ツアーを実施しています。


[T.H.]