花開きて香散ず【研究室から】 蓮の花盛りです。 緑深い葉も、葉の上の露も、あでやかな花も、それぞれに結構ながら、 水面に広がる、高い香りがすばらしい。 (睡蓮もまた別種の魅力がありますので、別の機会に)昨日の昼下がり、花も暑さにやや力なし。 では、朝の姿はいかに。早起きはしてみるもの、ですね。 「はちす葉のあたりの風もかをりあひて心の水を澄ます池かな」 下句の悟達ぶりが嫌みですけれど、まあ秀歌ということにしましょう。 香りをお届け出来ず、すみません。 鶴見大学文学部日本文学科研究室 « 前の記事 次の記事 »