春は名のみの【研究室から】 厳しい寒さが続きます。 とは言え、あちこちで梅が咲き始めました。 草の芽吹きも春の訪れを告げています。 そこで、例の器と和菓子。 皿は室町の根来(ネゴロと読んでください)。 500年以上経て、さすがに貫禄十分。 草餅も、倭名類聚抄に「久佐毛知比」と載り、由緒あるお菓子です。 3月3日に食すのが平安時代以来の故実らしいですけれど、美味しい時に。 間違っても根来を囓ってはいけません。 ともあれ、学生の皆さんと受験生の方々のご健康を祈ります。 鶴見大学文学部日本文学科研究室 « 前の記事 次の記事 »