もとの持ち主【研究室から】 と言っても、落とし物のことではありません。 手元に、本居宣長の優れた注釈書『古今集遠鏡』薄様刷り特製本があります。 薄様なので、通常6冊か4冊仕立てのところ、2冊で済みます。 問題は、その巻首に見える蔵書印。 「新渡戸/図書」つまり新渡戸稲造(1862~1933)が持っていたものです。 前の5000円札でお馴染みでしょう。 外国語に堪能な国際人も、日本の古典をちゃんと読んでいた、と言うこと。 文学部の皆さんなら、当然・・・であってほしいと思います。 鶴見大学文学部日本文学科 « 前の記事 次の記事 »