10月25日にPOP講習会を開催しました
毎年行っている講習会ですが、今年は丸善雄松堂より大高潤氏をお招きし、実際に書店員のみなさんがどのようにPOPを作成しているのか、作成ポイントを重点的に教えていただきました
大高さんは書店の店長を経験なさっていて、たくさんのPOPを作成した経験の持ち主。
短時間でなおかつ、いかに人の心をぐっと掴むキャッチコピーを思いつくか、それを大胆に使うのが良いとのこと。キャッチコピーの見つけ方は…ここは講習を受けた方だけのアドバイスとします
イラストよりも心を揺さぶるコメントが足を止めるポイントだそうです
「新刊は出会った時が新刊の時。そう、新しく出た時が新刊ではなく、お客様が出会った瞬間が新刊」と熱い思いを話されました。
過去にはPOPの効果により数週間で200冊が売れ、それを機に版元がPOPを印刷して全国の書店に配布し、最終的には36万部を突破して売り上げた書籍があったそうです。作成した方は書店員冥利に尽きるというか…図書館員も見習いたいものです。それにしてもPOPの力って凄いですね
講習中に、実際にPOPを作成するワークショップも行いました。共通テーマは今年話題のあのスポーツ、ラクビーをテーマにした池井戸潤著『ノーサイド・ゲーム』です。もちろん、テーマ以外の本のPOPでもOK
各自作成したものは、スライドにしてスクリーンに投影し、ここがいいよや、ここをもっとアピールしてなど、1枚1枚にアドバイスをしていただきました。
自分が作ったPOPが画面に映し出された瞬間、ざわざわ…俺んじゃんなんて声も飛び出し、会場が一体化して盛り上がりました。とても内容の濃い、実のある講習会となりました。
参加者のみなさん、ご協力いただいた方々、ありがとうございました
(kt)