こんにちは。ドキュメンテーション学科教員の久保木です。
第4回国際インターンシップの一環として、本日(7/8)3限に、書誌学コース担当教員の伊倉・久保木で、くずし字と和本に関する授業を行いました。
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前半は、伊倉が、スライドを活用しながら、日本の平仮名は、もともとは漢字から発生したものなんだ、という講義を行いました。
本人いわく「ブロークンな英語で」とのことでしたが、受講生の皆さんの名前を、日本語読みしたらどうなるか?といったプリントなども用意してあり、皆さんとても熱心に受講していました。
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後半は、すぐそばの別教室で、学科所蔵の和本類の実物を、自由にさわってもらう時間にしました。この準備は、久保木と、大学院生の高橋さんが担当しました。
(あいにく、この時間はコンピュータ教室しか空いていませんでした…)
台湾からのインターンシップ生ですので、江戸時代の、漢文の本や絵入り本、あるいは明治時代はじめ頃の、英語学習用の本などを中心に並べてみました。
また、ジャーナリズムの分野で有名な世新大学の学生さん、ということも考えて、明治時代の新聞も用意しました。「Japanese old newspaper」と紹介したら、一斉に歓声が上がりました。よかったです。
そのほか、多くの写本や版本、また木版印刷時の版木(はんぎ)などのあれこれに、とても関心を示してくれました。写真もたくさん撮っていました。
これを機に、日本を含め、海外諸国の書物や、書物にまつわる多様な文化についての理解を、より一層深めてもらえれば、と願っています。