鶴見大学(神奈川県横浜市、学長:伊藤克子、以下 鶴見大学)と株式会社紀伊國屋書店(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:高井昌史、以下 紀伊國屋書店)は、図書館に求められる現代的な課題の研究及び、人材育成に向けて、2015年4月1日に「図書館員リカレント教育推進寄附講座」を鶴見大学文学部ドキュメンテーション学科に開設しました。
今、世界は、情報社会から知識社会への移行期と言われています。知識社会では、より深い学修、より高度な調査や研究が求められる様になり、情報・通信技術の発達も相まって、図書館の役割は益々大きくなりつつあります。そのような中で、図書館員は常に新しい時代の要請に沿った知識、能力や技術を修得することが求められています。
一方で、2003年に図書館・博物館等で指定管理者制度がはじまり、既に10年が経過し、図書館の管理・運営や図書館員の教育のあり方も大きく変化してきました。現代の図書館を取り巻く環境を考えるとき、現職の図書館員、特に司書の有資格者への大学院修士課程に準じるリカレント教育を大学と指定管理事業者が共同し、さまざまな形式で実践することの重要性が増しております。「図書館員リカレント教育推進寄附講座」の設置は、このような要請に応える一助になることが期待できます。
<寄附講座の概要>
(1)名 称:「図書館員リカレント教育推進寄附講座」
(2)事業内容:
①調査研究
②鶴見大学履修証明プログラム「図書館員リカレント教育コース」(※)
③寄附講座提供事業者のスタッフへのリカレント教育
※履修証明プログラムとは、学生や社会人等を対象に、目的と内容に応じ、総時間数120時間以上で設置された学習プログラムの修了者に対し、法に基づいて文部科学省が認定した履修証明書(Certificate)を交付する制度です。(学校教育法第105条等)
(3)設置期間:2015年4月から2018年3月までの3年間
(4)設置部署:鶴見大学文学部ドキュメンテーション学科
<鶴見大学履修証明プログラム「図書館員リカレント教育コース」の概要>
(1)授業概要:
現職の図書館員およびその志望者を対象として、知識社会に対応できる講義を開講します。講義は理論を基礎にして実践的な演習を多く盛り込み、職場ですぐ役立つ知識とスキルを修得するように構成しております。
(2)授業科目:
・図書館総合演習
・図書館情報サービス演習
・図書館運営と著作権
・図書館情報技術論
・最新図書館事情
・図書館評価演習
・海外図書館研究
(3)授業構成:
授業は昼夜あるいは集中で開講します。昼夜授業は2時限連続(90分×2)を基本として全7回(21時間)です。最短6か月間で修了が可能です。
(4)授業期間:
2015年度は9月から開講し、2016年度からは年2回開講します。
(5)受講資格:
受講資格は司書資格取得者および司書資格取得見込者とします。
<図書館員リカレント教育推進寄附講座に関するお問い合わせ>
■学校法人総持学園 鶴見大学図書館員リカレント教育推進寄附講座
〒230-0063神奈川県横浜市鶴見区鶴見2丁目1番3号鶴見大学6号館
TEL: 045-580-8198
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